「ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日」
期間:2021年1月9日のみ
[リスヴェル編集部]2020年12月24日公開

エリア:中米・カリブ海  > ジャマイカ / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

1月9日は「ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日」と言われている。

優雅な香りと上品で甘みのある味わいが特徴の「ブルーマウンテンコーヒー」は、コーヒーの王様とも呼ばれる人気銘柄のひとつ。53年前の1967年1月9日、その年の収穫高の60%に相当する量のブルーマウンテンコーヒーを積んだ船がジャマイカのキングストン港から日本に向けて出港した。それ以来、50年以上、日本はブルーマウンテンの最大需要国であり続けている。生産国と消費国という関係が深まったこの日を、¥ジャマイカでは今も語り継がれる歴史的な記念日として、2018年に1月9日は「ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日」に制定された。

ブルーマウンテン(Blue Mountain)は、ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の標高800から1,200mの限られたエリアで栽培されるコーヒー豆のブランド。1953年にジャマイカ政府は、法律でブルーマウンテン・エリアと他のエリアとの間に境界線を引き、ブルーマウンテンの名称は、ブルーマウンテン・エリア以外で生産されたコーヒーに使用してはならないと定めた。

ブルーマウンテンの特徴は香りが非常に高く、繊細な味であることが挙げられる。限られた地域でしか栽培されないため、収穫量が極めて少なく、高価な豆としても知られている。ジャマイカから輸出する際、他のコーヒー豆なら麻袋などに入れられるが、ブルーマウンテンだけは木の樽で出荷されそうだ。

ブルーマウンテンエリアは、1日の寒暖差が平均8℃以上になるため、豆が膨らんだり縮んだりの運動を繰り返すことで豆が引き締まりコクが生まれる。弱酸性の土壌、豊富な雨量、さらに山脈をブルーマウンテンと言わしめる霧が頻繁に発生し、コーヒーの木だけでなく土壌にも適度な水分を補給する、まさにコーヒーの栽培には最高の条件が備わった環境なのである。

Jamaica Heartbeat of the World(YouTube動画、2分)
https://www.youtube.com/watch?v=3TOAIvia2sI


Photo by Mae Mu on Unsplash

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