「魂」を意味するサンスクリット語から名付けられたアマン（Aman）のリゾートブランド「Janu（ジャヌ）」がアメリカ大陸における最初のブランドとしてカリブ海に開業する。残念ながら正式な開業日はまだ発表されていない。場所はターコイズブルーの海に囲まれたタークス＆カイコス諸島プロビデンシャレス島の北西部。「ジャヌ・タークス＆カイコス（Janu Turks & Caicos）」は、2024年3月に開業したジャヌ東京に続くブランド第5の拠点となる。

手つかずの楽園に迷い込んだかのような18,000エーカーの自然保護区の中に、ホテルとレジデンスは、白砂のビーチと岩場の入り江が連なるノースウエスト・ポイント海洋国立公園に隣接し、カリブでも屈指の美しい景観のひとつに佇んでいる。

現在建設中のこのリゾートは、人と人とのつながりを重視した「ソーシャル・ウェルネス」のコンセプトを中核に据え、多彩なウェルネス施設、ダイニング、ビーチクラブなど、社交の場が豊富に設けられる。中でも50メートルのスイミングプールと、点滴療法のIVラウンジ、瞑想スタジオ、自然療法を取り入れたアポセカリーバーなどを備えたスパ＆ウェルネスセンターは、心と身体を解き放つ“聖域”となるだろう。

また、美食を愛する旅行者にとってもうれしいニュースとして、リゾートの中心には複数のレストランが用意され、地元の食材を生かした料理が堪能できる点だ。目の前には碧く輝く海、背後には緑濃いジャングル。どこにいても自然と調和した美しさに包まれる滞在の中で、胃袋も満たしてくれることであろう。

リゾートには、ビーチフロントに限定数の「ジャヌ・レジデンス」も設けられる予定。あえて屋内外の境界を曖昧にしたデザインは、この地のライフスタイルそのもの。レジデンス所有者はホテルの施設やサービスを自由に利用でき、ジャヌが提唱する“ダイナミックなライフスタイル体験”を日常の延長として享受することができる。アマングループの会長兼CEOのヴラド・ドローニン氏は、「ここでは、旅そのものが“魂の再燃”を促す体験となります。人と人との出会い、自然との対話、そして自分自身との静かな対峙が、ラグジュアリーの本質を再定義するはずです」と述べている。

ジャヌはこのほか、ドバイ、サウジアラビアのディリヤやアルウラにも開業を予定しており、今後の展開にも目が離せない。かつてない自由と洗練、そして“遊び心”までも包み込むようなラグジュアリーがここにある。次なる旅の目的地に、心の地図を広げてみてはいかがだろうか。

Janu Turks & Caicos
https://www.janu.com/janu-turks-and-caicos/