カクテルでめぐる世界一周の旅
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2013年09月16日公開

エリア:指定なし / ジャンル:ナイトライフ , 

世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー(Tripadvisor)」は、旅行に関する様々な情報をインフォグラフィックにして定期的に公開する「トリップグラフィックス」の第80回として、世界の有名カクテルとその発祥地をまとめた「カクテルでめぐる世界一周の旅」のトリップグラフィックを公開。( http://tg.tripadvisor.jp/cocktail/

老舗ラッフルズホテル発祥の「シンガポールスリング」や、著名人が愛したイタリアのハリーズ・バーの「ベリーニ」など、今ではポピュラーなカクテルにも、それぞれに発祥と歴史がある。ハワイ発祥の「ブルー・ハワイ」や、1890年に横浜グランドホテルで生まれた日本の「バンブー」など、カクテル名から発祥地が想像できるものもある。旅行先のバーに立ち寄って、その国発祥のカクテルを味わいながら、旅情に浸りたい。

カクテルの種類は少なくとも数千種類あると言われているが、オリジナルカクテルと呼ばれる有名無名の創作されたものも数多く存在するため、その数は誰にもわからない。原始的なカクテルが作られはじめたのは、古代ローマや古代ギリシャ、古代エジプトの時代だったと考えられている。当時のアルコール飲料(ワインやビール)の質が現代に比べてはるかに劣るものであり、その味を補正するための手段であった。古代ローマ、古代ギリシャでは、そのまま保存したのでは劣化・酸化するワインに熱を加え、凝縮したうえで副材料を混ぜたものを保存していた。また、古代エジプトではビールにさまざまな副材料を加えたものが飲用されており、これには、カルミ(calmi、蜂蜜を加えたもの)、チズム(zythum、ういきょうやサフランなどを加えたもの)、コルマ(korma、生姜と蜂蜜を加えたもの)があった。これらは、カクテルの定義「酒+何か」に当てはまる。

ほかにも原始的なカクテルとしては、唐で作られていた「ワイン+馬乳」がある。中世の時代になると、寒い冬の時期に「カクテルを温めて飲む」という習慣が生まれていく。その名残として、現代でもフランスのヴァン・ショー(vin chaud)、ドイツのグリューヴァイン(Gluhwein)、北欧のグレッグ(Gløgg)などが飲用されている。中世は蒸留酒が錬金術師たちによって作り出された時代でもあり、様々なカクテルが誕生した時代でもある。この時代に生まれ特筆されるものは、イギリス陸軍大佐フランシス・ニーガスが考案したニーガス(Negus、ポート・ワイン+湯+砂糖+レモン+ナツメグ+ブランデー)、インドが発祥といわれる「パンチ・スタイル」がある。(出典:ウィキペディア「カクテルの歴史」)

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