- 2025.09.25
総合旅行ブランド「エクスペディア」は、世界的に「島旅」への関心が高まっていることから人気上昇中の島15選を発表した。世界の旅行客による検索数が55%増となったタイのサムイ島や45%増となったイタリアのサルデーニャ島、15%増のバリ島やモルディブなど、どの島も美しく写真映えするだけでなく、その土地ならではの文化や、そこでしか味わえない本物の体験を楽しめる場所が特徴。
では、日本人旅行者に人気を集めている島はというと世界のそれとは異なる。フーコック島(日本人の旅行検索数+105%)、グアム(+30%)、セブ島(+30%)、済州島(+25%)、宮古島(+20%)となっている。世界的な物価高の中で、上記の島旅は、手頃な価格、アクセスの良さ、季節的な魅力といった要因があるようだ。
フーコック島(ベトナム)
ベトナム南部に位置するフーコック島は、手つかずの自然が残る美しい島で「アジアのモルディブ」とも呼ばれている。夏は雨季ではあるがスコールが1日数回ある程度で、マリンアクティビティも十分に楽しめる。フーコック島までは東京から乗り継ぎを含めて約11時間。ウェルネスを目的に訪れる人も増えており、持続可能でエシカルな滞在を提供するリゾートも点在。タラソテラピーやプラントベースの食事、日没の瞑想、ビーチヒーリングなど、心と体をゆっくりと整える体験が揃う。
グアム島(米国準州)
グアム島は、日本から約3.5時間で行ける常夏の楽園。青く澄んだ海と白い砂浜が広がり、シュノーケリングやパラセーリングなどのマリンアクティビティが充実。タモン地区ではショッピングやレストランも豊富で家族連れやカップル、女子旅にもぴったり。アメリカ領ならではの雰囲気も楽しめる。夏は海が最も美しい時期で、初めての海外旅行先としても人気。
セブ島(フィリピン)
セブ島はフィリピン中部のビサヤ諸島にある島で、日本から直行便で約5時間。美しいビーチとサンゴ礁に囲まれ、ダイビングやアイランドホッピングが楽しめる海の楽園。夏は雨季だが年間の最高気温も30度〜32度と安定している。ジンベエザメと泳ぐ体験や滝巡りなど、自然を満喫できるアクティビティも豊富。周囲にあるマクタン島の高級ホテルでのんびり滞在や、歴史的な街並みが残るセブ市内観光も見どころ。
済州島(韓国)
大阪から約2時間で行ける韓国の済州島は島全体が神秘的な気に包まれ、韓国国内でも癒しのパワースポット。自然、癒し、文化、美容、スピリチュアルといった多彩な要素が調和し、ウェルネス志向のホテルも増加中。火山由来の済州石を使った天然温泉やスチームサウナ・チムジルバン(韓国式サウナ)も人気。ビーチでのマリンアクティビティをはじめ、海岸線ドライブやハイキングなど自然も豊かで多彩な魅力がある。
宮古島(日本)
東京から約3時間で行ける国内有数のリゾートの宮古島。美しい海やサンゴ礁に加え、スピリチュアルな土地としての魅力を備える。近年はウェルネスリトリートを意識したホテルの開業が相次ぎ、ウェルネス旅にぴったり。ビーチヨガや地元産のハーブ・月桃を使ったトリートメント、満点の星空の下でのナイトメディテーションなど、宮古島ならではの体験が魅力的。