- 2019.11.05
ペルーにはアンデス山脈をはじめ、標高6,000メートルを超える山々が国内にたくさん存在しています。一年を通して雪を頂いている山や、現在でも噴火している様子を遠くに見ることのできる活火山など、雄大な自然の中にたたずむ山々の姿が見られるのもペルー観光の特徴のひとつです。なかには標高5,000メートルぐらいまで車でアプローチ可能な山もあり、登らずに「見る」楽しさも味わえます。今回は、ペルーを代表する山をいくつかご紹介します。
■ペルー南部の都市アレキパ周辺
ミスティ山(5,822メートル):
富士山に似た美しい独立峰の休火山。スペイン人渡来以前の原住民にとっては神聖な山だったため、伝説や詩歌にその美しさが讃えられています。アレキパ市街からの眺めも美しいですが、このほか周辺にはチャチャニ山(6,075メートル)、ピチュピチュ山(5,486メートル)などの火山もあり、コルカ渓谷へのコンドル観察ツアーやプーノへの道中に車窓から眺めることができます。
■ペルー北部の都市ワラス周辺
ワスカラン山(6,768メートル):
ユネスコ世界遺産にも登録されている、世界で最も高い位置にある国立公園「ワスカラン国立公園」に位置し、アンデス山脈ブランカ山群に属します。ペルー国内最高峰の山で、ラクダ科の動物で、高級毛織物で人気のビクーニャやジャガーなどの野生動物が生息しています。周辺には、ワンドイ山(6,395メートル)やチョピカルキ山(6,345メートル)などの標高が6,000メートルを超える高峰もそびえています。
■古都クスコ周辺
アウサンガテ山(6,384メートル):
ビルカノタ山脈に属し、山頂まではクスコ市街から100キロメートルの距離にあり、巡礼の地としても人気です。
ビニクンカ山(5,200メートル):
レインボーマウンテンとして日本でも最近話題のビニクンカ山は、標高5,000メートルを超える高山です。壮大な景色を楽しみながらハイキングが楽しめるコースがあります。
ペルーでは、登山だけでなく観光の途中に周りの山々を「見る」楽しみも魅力のひとつと言え
ます。また登山装備のレンタルサービスがあるので、観光客が登山を楽しめる環境が整っています。