インティ・ライミが6月24日にクスコで開催
期間:指定なし
[ペルー政府観光庁]2018年05月16日公開

エリア:南米  > ペルー / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 名所旧跡・観光施設 , イベント・フェスティバル

 インカ帝国時代に最も重要なアンデスの祭祀であった、太陽の神を讃えるインティライミが、今年も6月24日にクスコで開催されます。毎年同日、南半球の冬至に行われるこの祭りは、南米3大祭りの一つに数えられ、約200の公式儀礼行事、800人以上の演者、12万人もの観衆が国内外から集うことで知られています。

 本年は、この伝統的なイベント開催に先立ち、クスコの文化遺産、観光の魅力を伝えるために、リマ市内の「ワカ・プクジャーナ」遺跡にて、一足早くインティライミ(太陽の祭り)のプレイベントが行われました。会場にはマルティン・ビスカラ・ペルー共和国大統領、ロジャース・バレンシア貿易観光大臣らも駆け付け、6月24日に当イベントのメイン会場となるクスコのサクサイワマンで行われるものと同じパフォーマンスが、同じ演者によって披露されました。

 ケチュア語でインティは「太陽」、ライミは「祭り」を意味し、母なる自然の恵みに対して感謝の意を表す行事です。インカ帝国で最も信仰されていた神“インティ”を祀り、豊穣を祈願するインカの起源を表す祭りとされています。当イベントは、1944年以降、現代風にアレンジされていますが、インカ帝国時代には、年に一回、王が民衆の前に姿を現す唯一の機会で、各地方より数多くの民衆が当時の首都クスコに駆け付けたと伝えられています。クスコとはケチュア語で「へそ」を意味し、そのことからも、クスコがかつてインカ帝国の首都、文化の中心であったことが分かります。インティライミの聖なる儀式は6月24日午前9時に始まり、第一部から第三部の三部構成となっており、それぞれクスコ市内のサント・ドミンゴ教会、アルマス広場、サクサイワマン遺跡にて開催されます。太陽の祭りインティライミへの入場券はすでに販売が開始されており、インターネットより申し込みが可能です。日本発着のインティライミ鑑賞ツアーも日本の旅行会社から販売されています。

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