- 2019.11.05
壮大なインカの遺跡として知られるペルーの観光名所の中でも、南アメリカで最多の訪問者数を誇り、神秘的な絶景スポットとして人気を博しているのが世界遺産にも登録されている「マチュピチュ」です。同遺跡は、昨年、遺跡の維持や保護を目的に入場規則が変更となり、入場時間が午前6時~12時および午後12時~午後5時半の2部制となりました。
毎年3月~5月にかけて、アンデス地方やアマゾンでは雨季を迎えますが、2017年にインスタグラムで最も投稿された景色のひとつにも選ばれたマチュピチュは、これからの季節、恵みの雨を受け、よりいっそう緑が美しく映えるシーズンとなります。
マチュピチュへの玄関口となる町クスコは、リマ、アレキパ、プーノ、プエルトマルドナードから1日40便以上のフライトが運航しており、季節によっては、リマ北部の町、トルヒーヨからのフライトも運航しています。クスコからは、同遺跡への最寄り駅となるアグエスカリエンテスまで鉄道を利用し、そこからバスに乗り換えて現地へと向かいます。ハイキングがお好きな方は、鉄道が出発するオリャンタイタンボからマチュピチュまで、途中、キャンプをしながら数日間かけて、その昔インカの人々が使用していた小径「インカトレイル」を歩いて、目的地を目指すのもおすすめです。インカトレイルのツアーは、必ず現地ガイドが帯同する必要があり、世界中の旅行者から人気を博しています。
また、一見、高地にあると思われがちなマチュピチュは、クスコより約1000メートルも標高が低い標高約2400メートルの場所に位置しており、世界的にも珍しい雲霧林という気高地帯に属し、珍しい動植物の観察もお楽しみ頂けます。