- 2025.04.30
世界最高峰のバレエ団「ボリショイ・バレエ」を舞台に、完璧なプリマになることに取りつかれたアメリカ人バレリーナの狂気に満ちた物語『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』が2025年4月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国で公開される。
この映画は、2012年にアメリカ人女性で初めてボリショイ・バレエ団とソリスト契約を結んだジョイ・ウーマックの実話がベース。華麗なバレエ界の裏側で、当時のダンサーたちが直面していた過酷な現実がセンセーショナルに描かれている。ジョイ・ウーマックが15歳でアカデミーに入学したのが2009年、アカデミーのディプロマを得て卒業し、ボリショイ・バレエ団に入団したのが2012年だったが、この時期はボリショイ・バレエ団にとっては激動の時代だった。
映画の脚本は、ウーマックがボリショイ・バレエ・アカデミーに入学した頃から、ブルガリアで2年に一度行われるヴァルナ国際バレエコンクールで踊るところまでを取り上げている。そのコンクールは、“バレエ界のオリンピック”として広く紹介され、クラシックダンスでキャリアを追求する者たちにとって、重大な飛躍点となっている。
ジョイ役を務めたタリア・ライダーは、2002年8月16日、アメリカ、ニューヨーク州バッファロー生まれ。12歳でミュージカル「マチルダ」のホーテンシア役でブロードウェイに出演。また、15歳にしてミア・マイケルズ監督・振付による、ダンスによって社会正義を訴えた短編映画『Only we know』を製作した。2021年はスティーブン・スピルバーグ監督『ウエスト・サイド・ストーリー』に出演、ブロードウェイの常連やビッグ・スクリーンを飾った著名俳優と共に、ジェッツのコーラスを務めている。英国版VOGUEの「2021年ハリウッドの新時代をリードする6人の俳優」に選出されている。近作では『17歳の瞳に映る世界』(2020)、『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』(2023)などがある。
〈STORY〉
15歳のアメリカ人バレリーナ、ジョイ・ウーマック(タリア・ライダー)の夢はボリショイ・バレエ団のプリマ・バレリーナになること。夢を持ち単身ロシアに渡り、アカデミー生となったジョイを待ち構えていたのは、常人には理解できない完璧さを求める伝説的な教師ヴォルコワ(ダイアン・クルーガー)の脅迫的なレッスンだった。過激な減量やトレーニング、日々浴びせられる罵詈雑言、ライバル同士の蹴落とし合い。ジョイの精神は徐々に追い詰められていき、崖っぷちに迫られたジョイがとった行動とは!?
『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』 (イギリス・ニュージーランド/111分)
原 題:JOIKA
公開日:2025年4月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他全国公開
監督・脚本:ジェームス・ネイピア・ロバートソン
出 演:タリア・ライダー ダイアン・クルーガー オレグ・イヴェンコ
配 給:ショウゲート
公式サイト:https://joika-movie.jp/index.html
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