シドニー湾を遊びつくす拠点に「ラディソン・ブルー・プラザ・ホテル・シドニー」
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2024年12月10日公開

エリア:オセアニア  > オーストラリア  > シドニー / ジャンル:ホテル・宿泊施設 , 

シドンー湾は入り組んだリアス式海岸が入り江や半島、小島に恵まれた世界三大美港とも謳われる。湾に君臨するのは白い貝ともヨットの帆とも例えられる、オペラ・ハウス。その裏手には緑豊かな植物園が広がり、政治・経済の中心街にも隣接、デパートや飲食店も集まっている。

そんな、旅行者には最適のロケーションにあるのが「ラディソン・ブルー・プラザ・ホテル・シドニー」。1856年に建てられたザボール様式の歴史的建造物だ。三角形のユニークな形状でかつては新聞社、銀行などが入っていたが、2000年に一段と美しく改装されたラグジャリー・ホテルとして開業した。

外見はそのまま、内装は北欧にルーツを持つラディソン・ホテルらしい、ブルーを基調にしたモダンですっきりとしたデザインだ。全て再生可能なエネルギーで運営されるエコ・ホテルでもあり、プラスチック用品も皆無、障害者向けの設備も充実している。スィート26室を含む338室の客室もナチュラルな心地よさで、浴室は大理石張りの贅沢な造りだ。お勧めは11階のビジネスクラス・ルームで、最上階の丸いクーポラにある専用のラウンジで、軽食やドリンクを自由に楽しむことができる。

徒歩圏にたくさんある観光名所やブティック巡りで遊び疲れた後は、優雅なスパで寛げる。同じフロアには通年利用できるゆったりした温水プールも。夕食は一階にある、話題のレストラン「ベントレー」でオーストラリア創作料理をトライするのもいい。または、散歩がてらウォーター・フロントに並ぶレストランに、バラ色に染まったオペラ・ハウスと湾の夕景を眺めにいくのもいい。食後はふらりとナイト・クルーズに乗船するもよし、ブティックや飲食店の並ぶメイン・ストリートを散策するもよし。

通りの終わりに、ビルの谷間にライトアップされた三角形のホテルが現れる。それは、夜目にニューヨーク・マンハッタンにあるフラービルによく似ていることに気づく。異なる新大陸に、同時代に建てられたヨーロッパの古典建築は、今はどちらも回りの巨大な高層ビルの中にあって、ひときわ艶やかな存在感を放っていた。

Radisson Blu Plaza Hotel, Sydney
https://www.radissonhotels.com/en-us/hotels/radisson-blu-sydney


写真キャプション:
1.狭小地を活用したユニークな三角形のホテル。左手奥にハーバー・ブリッジが見える
2.ゆったりとした造りの客室。リネン類やアメニティも上質だ
3.夜も泳げる15mプール、スパに加え、ジム、サウナなども併設している

寄稿記事
ジャーナリスト 篠田香子

《篠田香子 プロフィール》
国際不動産開発を専門に取材する傍ら、世界各地で激減する旅の原風景を私的に綴る。東京とミラノが拠点。著書に「世界でさがす私の仕事」(講談社)など

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