SDGsの観光取り組み評価「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」にトルコの2つの村が認定
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[リスヴェル編集部]2021年12月31日公開

エリア:中東  > トルコ / ジャンル:名所旧跡・観光施設 , 

トルコのネヴシェヒル県中央部に位置するムスタファパシャ村と、サカリヤ県北西部に位置するタラクル村は、12月2日、観光分野における主導的な国際機関、国連世界観光機関(UNWTO)による2021年度の『ベスト・ツーリズム・ビレッジ(BTV)』に認定された。

ベスト・ツーリズム・ビレッジとは、UNWTOが世界各地のコミュニティに根差した伝統文化を保全することを目的に、持続可能な開発目標(SDGs)の基準に従い観光事業を行う世界各地域の村々を認証する取り組みで、2021年には世界の5つの地域にまたがる32カ国・44地域の村が認定された。

今回認定されたいずれの村も観光資源としての自然や文化の希少性に加え、SDGsの基準に従った観光開発のための革新的で変革的な行動や取り組みが高く評価された。今回リスト入りしたトルコの2つの村、ムスタファパシャ村とタラクル村の詳細は以下の通り。

ムスタファパシャ村
自然遺産と文化遺産を兼ね備えた貴重な複合遺産として、世界遺産に登録されているカッパドキア至近の小さな村、ムスタファパシャ村は、教会、モスク、そして彫刻や装飾が施された外観を持つ石造りの家など、まるで野外博物館のような歴史ある村。変化に富んだ独特の地形や厳しい気候にも適応できるよう石工や木工の技術を駆使して建てられた19世紀の家々からは、輝かしい文化と歴史を垣間見ることができる。公式サイト:https://gomustafapasaturkiye.com/homepage

タラクル村
また、サカリヤ県北西部にある山間部の小さな谷に位置するタラクル村は、オスマン帝国時代の面影を残す優美な木造家屋と狭い通りが特徴で、美しい建築物をはじめ100以上の登録文化財を有するなど、今でも活気に満ちた当時の様子を伺い知ることができる貴重な街並みを残す。また、タラクル村は2011年には地域の農産物や生活、歴史、文化、自然環境などを大切にした個性や多様性を尊重した新たなまちづくりを目指すチッタスローネットワーク(英語表記:Città Slow Network)にも登録された。公式サイト:https://gotarakliturkiye.com/homepage

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