米国ワイオミング州、開拓者たちが辿った道
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[リスヴェル編集部]2021年09月27日公開

エリア:アメリカ合衆国(本土)  > ワイオミング州 / ジャンル:名所旧跡・観光施設 , 

アメリカ合衆国西部の山岳地域にあるワイオミング州には、1843年から1870年代にかけて、カリフォルニア、オレゴン、モルモンの各トレイルからもたらされた開拓者の歴史がある。

この歴史的な西部への旅の通過点になったワイオミング州には、数多くの史跡や記念碑など、西部開拓者たちの旅を辿る場所が随所にある。モルモン開拓者の移動に使われ、田園地帯に刻まれたモルモン・トレイルやオレゴン・トレイルの轍から彼らの旅を辿り、インディペンデンス・ロックやレジスター・クリフなどの場所で岩壁に刻まれた開拓者の名前を見ることができる。開拓者たちは、自分の名前と日付を崖に刻み、後からやって来る家族や友人たちにその足跡を知らせていた。また、ワイオミング州の博物館では、幌馬車、モルモン教徒の開拓者が使った手押し車、渡河に使われた最初の渡し舟など、歴史の産物を保存しながら開拓者の物語を伝えている。

オレゴン・トレイルは、19世紀、北アメリカ大陸の西部開拓時代に開拓者達が通った主要道のひとつ。豊かな大地を求めて、西へ西へと幌馬車で約2,170マイル (3,500 km)を5、6ヶ月かけて旅した道程は、後のミズーリ州、カンザス州、ネブラスカ州、ワイオミング州、アイダホ州およびオレゴン州の6州にまたがっていた。

ガーンジー(Guernsey)にあるオレゴン・トレイル・ラッツでは、オレゴン・トレイルを通り、アメリカ東部から西部の新地へと入植者を運んだ幌馬車が残した何千もの車輪の跡を最もはっきりと確認できる場所。ほとんどの開拓者たちがこのルートをたどり、膨大な数の幌馬車がこの柔らかな砂岩の上を通っていた。深さ1.5メートルもの轍も発見されたことから、通過はかなり困難であったと予想できる。

ワイオミング州には西部開拓者の精神が息づいている。ワイオミングは先住民の言葉で「大平原」を意味する。ワイオミングでの旅の始まりは、モルモン・トレイルやオレゴン・トレイルを辿り、開拓者の思いを辿ったり、ブッチ・キャシディのような有名な無法者やバッファロー・ビル・コーディのような開拓者の話を聞いたり、アメリカ先住民の文化に触れたり、カウボーイやロデオの文化に触れたり、アメリカ西武開拓時代に思いを馳せる旅が良いだろう。

参照:ワイオミング州メールマガジン

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