香港の路線上を走ろう！①　～ 月並みな観光スポット巡りとは違う、「旅ラン」で香港の新たな魅力を知る方法 ～ で紹介しているruntheMTR（http://runthemtr.hk/）のおすすめ「旅ラン」コースを紹介いたします。

■最も困難なルート
52.6kmの“マラソン”距離を誇るWest Rail Line（西鐵線）は、最も挑戦しがいのあるルートです。屯門駅をスタートし、ゴールである紅磡駅までの区間は、ほとんど平坦ですが、錦上路駅と荃湾西駅の間には、大欖郊野公園を通る480mの上り坂が待ち構えています。

このルートは、香港の様々な側面を見ることができます。出発前に、屯門にある青松觀の道教寺院、純陽寶殿で宗教的建築物を見たり、有機農場で有名な元朗へ向かうMTRのルートに沿って、頭上を横切る列車の数を数えるなど、様々な楽しみ方があります。錦上路駅を過ぎると、電車はトンネルを通過するため、マラソンルートは迂回をして、大欖郊野公園を登ります。ここでは、電車の代わりに猿が荃錦公路まで一緒に登ってくれます。

荃錦公路を登った後、ルートから外れてマクリホース・トレイルから、大帽山道を散歩することもお勧めです。香港で一番高い山である大帽山には、飲茶レストラン・端記茶楼があり、雲の上での食事を楽しめます。暑い日には、下り坂の途中にある小さな売店のフローズンパイナップルがお勧めです。天気が良い日には、大帽山を背景に素晴らしい写真を撮ることできます。

■最も変化に富んだルート
The South Island Lineは、わずか11.4kmの中にすべてが詰まっています。このルートは、香港島の金融街の中心である金鐘駅から出発し、鴨脷洲の海怡半島駅がゴールです。

スタート地点の金鐘駅は、ビジネスウェアに身を包んだ人が多いですが、すぐに野生のイノシシと出会えるアバディーンカントリーパークにたどり着きます。餌を与えず安全な距離を保ってください。
香港の伝統的な産業の1つ、魚市場であるアバディーンに寄り道をするのもお勧めです。街市とよばれる市場にあるフードコートに立ち寄り食事を楽しむこともできます。
このルートの特徴は、アバディーンカントリーパークの300mの登り道、利東駅と海怡半島駅の間の50mの短い登り道、そしてアバディーン貯水池の素晴らしい景色が見られる金夫人馳馬徑に沿って走るトレイルのセクションです。また、山に彫られたオーシャンパーク(海洋公園)のタツノオトシゴのトピアリーも見ることができます。

runtheMTRは、香港を理解するための最もユニークな方法の1つです。各ルートのコースをダウンロードして、自分のフィットネスデバイスで見ることができます。
次回の香港旅行ではruntheMTR（http://runthemtr.hk/）を使ってみてはいかがでしょうか。