米国バージニア州のワイン造りが発展したきっかけの街シャーロッツビル
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2020年06月18日公開

エリア:アメリカ合衆国(本土)  > バージニア州 / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

アメリカ合衆国バージニア州中部の丘陵に佇む小都市「シャーロッツビル(Charlottesville)」は、小さいながらも多くの観光客が訪れる魅力的な街。とりわけ重要なのが2つの世界遺産。ひとつはアメリカ独立宣言の起草者で第三代大統領であるトーマス・ジェファーソンの私邸「モンティチェロ」、もうひとつは彼が1819年に創立した「バージニア大学」。どちらも美しい自然に囲まれた新古典主義様式の壮麗な建築物で、特にアメリカの大学で世界遺産に指定されているのはこの大学のみである。

また、ジェファーソンがヨーロッパを訪問した際にワインを気に入り、モンティチェロのすぐ近くでぶどう栽培を始めたことにより、シャーロッツビルはバージニア州でワイン造りが発展したきっかけとなった街として知られている。

モンティチェロ(Monticello)
アメリカ独立宣言の起草委員およびアメリカ合衆国第3代大統領を務めたトーマス・ジェファーソンの邸宅と歴史的なプランテーションがあった場所。建築に造詣が深いジェファーソンが新興国に模範とすべき建築を造る為、古代ギリシア・ローマの建築様式を理想として自ら設計。新しもの好きの彼は、ワインを運ぶ手動エレベーターやアメリカの邸宅で初となるドームなど、40年の歳月をかけて家中に工夫を施した独自の景観美を築き1809年完成。

イタリア語で「小さな山」を意味する邸宅は1987年世界遺産登録され、米ドルコインにも登場するほどアメリカでは親しまれている建物。邸宅内部は見学もでき、庭園を巡るツアーや当時の様子を知るツアーがある。

モンティチェロ (Monticello)
住所:Monticello931 Thomas Jefferson Parkway
Charlottesville, VA 22902
電話:(434) 984-9800

モンティチェロ・ワイン・トレイル(Monticello Wine Trail)
バージニア州のワイン生産はこの40年で大きく成長し、現在全米6位のワインの名産地となった。ブルゴーニュに近い冷涼な気候であるため、ヨーロッパワインとの共通点が多く、ボルドー品種、特にカベルネフランは最も成功した赤ワイン品種である。バージニアワインの白ワイン品種では、ローヌ品種のヴィオニエが最もよく知られている。 州内には300以上のワイナリーがあり、併設されたレストランでは地元産の食材を使った料理とワインのマリアージュを楽しめる。

ワイナリー例:
*ジェファーソン・ヴィンヤード (Jefferson Vineyard)
*ホートン・ヴィンヤード (Horton Vineyards)
*バーボスビル・ヴィンヤード(Barboursville Vineyards)
*ブレナム・ヴィンヤーズ (Blenheim Vineyards)
*トランプ・ワイナリー (Trump Winery)
*ヴェリタス・ヴィニャード (Veritas)

モンティチェロ・ワイン・トレイル
https://monticellowinetrail.com/

【お問い合わせ】

risvel facebook