【編集部推薦映画】ドラマの結末を巡り民族が対立する笑撃のラスト!?「テルアビブ・オン・ファイア」
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2019年10月23日公開

エリア:中東 / ジャンル:サービス・商品情報 , 

パレスチナの人気ドラマ制作陣と検問所のイスラエル軍司令官の板挟みにあう脚本家見習いのパレスチナ人青年を描く笑撃の映画『テルアビブ・オン・ファイア』が11月22日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。

ものがたり
人気ドラマの脚本をめぐり、イスラエル人とパレスチナ人が対立!?
エルサレムに住むパレスチナ人青年のサラームは、 パレスチナの人気ドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」の制作現場で言語指導として働いているが、撮影所に通うため、毎日面倒な検問所を通らなくてはならない。ある日、サラームは検問所のイスラエル軍司令官アッシに呼び止められ、咄嗟にドラマの脚本家だと嘘をついてしまう。アッシはドラマの熱烈なファンである妻に自慢するため、毎日サラームを呼び止め、脚本に強引にアイデアを出し始める。困りながらも、アッシのアイデアが採用されたことで、偶然にも脚本家に出世することになったサラーム。しかし、ドラマが終盤に近付くと、結末の脚本をめぐって、アッシ(イスラエル)と制作陣(パレスチナ)の間で板挟みになったサラームは窮地に立たされる。果たして、彼が最後に振り絞った“笑撃”のエンディングとは!?

この映画は、長く続くパレスチナ問題を背景としながら、笑いと美味しい料理は権威や信条や国境を超えて人を繋いでくれることを誰にでもわかる形で伝えてくれる。(音楽評論家/DJ/中東料理研究家のサラーム海上のレビューより)

キーワード
デイル・ヤシーン事件
1948年4月9日にデイル・ヤシーン村で起こった虐殺事件。イスラエル武装組織がアラブ人の村民を虐殺し、この事件をきっかけに数十万人のアラブ人がイスラエル領を出てパレスチナ難民となった。

フムス
ホンモス、ホモスとも呼ばれる。ひよこ豆をすりつぶし、練りゴマ、ニンニク、オリーブオイル、レモン汁などを加えたペースト状のアラブ料理で、ピタパンや野菜につけて食べるのが一般的。栄養価が高く低カロリーのため、近年スーパーフードとしても注目を浴びている。

オスロ合意
1993年、ノルウェーの仲介による秘密交渉で、イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)の間で同意された平和合意。

『テルアビブ・オン・ファイア』 (97分)
公開日: 2019年11月22日(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開
監 督: サメフ・ゾアビ
脚 本: サメフ・ゾアビ、ダン・クレインマン
配 給: アット エンタテインメント
公式サイト:http://www.at-e.co.jp/film/telavivonfire/


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