- 2026.02.12
茨城県水戸市の「偕楽園」では、2026年2月13日(金)から3月15日(日)までの期間、夜間ライトアップイベント「UME The Lights 2026」が開催される。「第130回記念 水戸の梅まつり」の関連企画として行われるもので、期間中の金・土・日・祝日に限定(計16日間)し、光と闇の演出を通じて夜の偕楽園と梅の魅力を体感できる催しである。
「UME The Lights 2026」は、偕楽園本園を舞台に、園内各所がテーマ性を持った光で演出される。昼とは異なる静けさの中で、梅林や竹林、園路を歩きながら鑑賞する構成が特徴となっている。
演出の軸となるのは、偕楽園を創設した徳川斉昭公の思想に通じる「陰と陽」の世界観である。園内では、闇を生かした照明設計が採用され、必要以上に明るくしないことで、自然の輪郭や奥行きを際立たせている。「陰」の世界を象徴する「竹林エリア」では、和歌や言葉をモチーフにした光の表現が施され、歩くごとに視界が変化する。
「陽」を象徴する「梅林エリア」では、日本古来の色彩感覚である「重ね色目」をイメージしたライティングが用いられ、白梅や紅梅が柔らかなグラデーションの中に浮かび上がる。満開の華やかさだけでなく、つぼみや咲き始めの表情も光によって引き立てられる点が見どころである。斉昭公の正室・吉子女王ゆかりの宮廷の美意識を現代に甦らせる。
2026年は、アニメ「刀剣乱舞-花丸-」とのコラボレーション演出も行われる。杉林エリアには、3振りの刀剣男士の気配が重なり合う幻想の路。「ひかりのつるぎ道」では、刀剣男士 燭台切光忠・大和守安定・加州清光をイメージする光が静かに道を照らし、中央の桜路へと導く光の演出空間が設けられ、作品の世界観を取り入れた音楽や演出が夜の園内に広がる。歴史的庭園と現代コンテンツが交差する構成も、本イベントの特徴の一つといえる。
会場内には、梅や県産食材を使ったフードやドリンクを提供するエリアも設けられる。夜間鑑賞の合間に立ち寄れる軽食や温かい飲み物が用意され、寒い時期でも滞在しやすい環境が整えられている。昼の梅まつりと合わせて訪れることで、水戸の梅の魅力を一日を通して楽しむことができる。夜の偕楽園を歩く体験は、早春の水戸旅に静かな印象を添えるものとなりそうだ。
開催概要:
イベント名:偕楽園 UME The Lights 2026
開催期間:2026年2月13日(金)〜3月15日(日)
※期間中の金・土・日・祝日のみ、計16日間
時 間:18:00〜20:30(最終入場 20:00)
会 場:偕楽園 本園(茨城県水戸市常磐町1-3-3)
料 金:前売:高校生以上 800円/小中学生 400円
当日:高校生以上 1,000円/小中学生 500円 ※小学生未満無料
公式サイト:https://ume-the-lights.jp/



