- 2019.11.05
ペルー政府観光庁は、このたび、2012 年のペルーへの外国人入国者数統計をまとめました。その結果、年間の入国者数は前年の259 万7,803 人から10%増加し284 万5,623 人を記録しました。地域別伸び率では、日本をはじめ韓国、中国で好調な伸びを見せたアジアが17%増、次いで、オセアニア(16%)、南米(11%)となり、全体の伸びをけん引しました。
また、年間の日本人入国者数は、2011 年の4 万3,794 人から29%増加し5 万6,526 人となり、前年を大幅に上回る結果となりました。これにより、日本のシェアは2%(前年1.7%)となり、アジア最上位の13 位にランクインしました。現在、全国9 都市を巡回開催中の展覧会『インカ帝国展‐ マチュピチュ「発見」100 年』では、来場者数が70 万人を超え(2013年1 月末時点)るなど、各地で盛況を呈し、日本人のペルーの歴史・遺跡への関心の高さを示しています。
ペルーを訪れる外国人入国者数は、134 万人だった2004 年から8 年間で約2 倍に急増しています。インカ帝国の遺跡として世界的に有名なマチュピチュの人気や国内の治安の改善などに後押しされ、観光客は今後さらに増えると期待されています。また、観光客から生み出される観光収入は、2012 年度は33 億ドルとなり、前年比11%増となりました。ペルー政府は、こうした観光産業の急速な成長に対応するため、ホテル建設やマチュピチュ観光に便利な新空港の建設計画を進めるなど、国内インフラ整備に力を注いでいます。