ヴロツワフ百周年記念ホールの100周年
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2013年03月 7日公開

エリア:ヨーロッパ  > ポーランド  > ヴロツワフ / ジャンル:名所旧跡・観光施設 , 

ポーランドの都市ヴロツワフにある巨大なコンクリートドーム「百周年記念ホール(Centennial Hall)」(ポーランド語でHala Stulecia)が完成して今年で100周年を迎える。百周年記念ホールは、2006年に世界遺産に登録されている。

百周年記念ホールは、鉄筋コンクリート建築史の中で画期的な建造物であり、ナポレオン軍とのライプツィヒの戦いから百周年を記念して1911年から1913年にかけて競馬場跡に建造された。設計は地元建築家のマックス・ベルク。内部の直径69m、高さ42mの鉄筋コンクリート製の丸屋根構造で、当時のコンクリート建築物としては最大を誇る。

ポーランドの西南にあるヴロツワフは、古くから交易・金融業の盛んな都市として知られ、町を横切るオドラ川には12の島があり、それを結ぶのは100本以上の橋がある。12の島のなかにあるオストルフ・トゥムスキは、歴史の町ヴロツワフでも一番古い地区。6世紀に存在したといわれるスラブ人の集落、13世紀にはモンゴル人の進入、14世紀にはボヘミア侯、さらにハプスブルク帝国に組み込まれた後、1945年まではドイツ領と、様々な国と文化の影響を受け、ヴロツワフ独特な雰囲気を築いている美しい歴史ある都市だ。また、ヴロツワフは、スペインのサン・セバスティアンと同様に、2016年の欧州文化首都になることが決定している。

百周年記念ホール公式サイト
http://www.halastulecia.pl/en/

情報提供:ポーランド政府観光局

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