- 2019.11.05
毎年9月にペルーの首都・リマにて開催されている、ラテンアメリカ最大のグルメフェスティバル「ミストゥーラ(Mistura)2018」が、本年も9月7日から16日にかけて、同市内マグダレーナ・デル・マル地区コスタ・ベルデで開催されます。このフェスティバルは今年で11回目の開催となり、一流シェフたちの作るペルー伝統料理を目指して世界中の美食家たちがリマに駆けつけます。
このフェスティバルでは、プレインカ文化を代表する「パチャマンカ(肉とイモの蒸し焼き)」の伝統料理から現代のペルー料理に至るまで、何世紀にもわたって親しまれてきたペルー料理を楽しむことができます。また、地方料理だけでなく、ペルー料理の特徴のひとつといえる、日本料理や中国料理とのフュージョン料理が味わえるのも人気です。広い会場内には、セビーチェ、ヘルシーフード、クラフトビールのブースや、ペルー名産のぶどうの蒸留酒ピスコのコーナーも設置されるので、訪問者は試食や試飲に大忙しです。
ミストゥーラの中心となるのはグランド・マーケットで、新鮮食材を扱ったファーマーズ・マーケットが催され、色とりどりのブースが立ち並びます。ペルーのバラエティに富んだ製品が売られる様子は華やかなショーウィンドーを見ているようで、ここでは食材のお買い物も可能です。
ペルーの食文化は、変化に富んだ気候風土が育む豊かな食材と、移民がもたらした国際色豊かな食文化とが融合し、独自の発展を遂げてきました。多様な人種と食文化が存在するペルーは、フュージョン料理の発祥地とも言われており、ペルー料理の味が日本人に馴染みやすいのも魅力です。
ペルー政府観光庁は、豊かな食文化を重要な観光資源の一つととらえ、今後もペルーの食に関する情報を積極的に発信していく予定です。
ミストゥーラ(Mistura)2018公式サイト:http://mistura.pe/ (スペイン語/英語)