- 2019.11.05
ペルー伝統舞踊マリネラのフェスティバルが、ペルー北部沿岸の都市トルヒーヨにて2013年1月21日から27日まで7日間にわたり開催されます。期間中、全国各地から集まったダンサーが出場する「第53回全国マリネラコンテスト」のほか、山車と音楽に彩られる大パレード、「カバジョ・デ・パソ(ペルーの踊り馬)」の演舞など、多くのイベントが実施されます。最終日に開催されるマリネラコンテスト決勝が本フェスティバルのフィナーレを飾ります。
マリネラは、ブラジルのサンバ、アルゼンチンのタンゴに並び南米を代表するダンスとして国際的な認知度が向上しています。国内外から、プロ・アマ問わず幼児からシニアまで幅広い年代が参加し、カテゴリー別(幼児/ジュニア/アダルト/シニア/マスター/団体など)に分かれて技術と表現力を競います。同コンテストは1960年の初開催から年々規模が拡大し、マリネラ発祥と言われるトルヒーヨにおける観光活性の起爆剤となる一大イベントとなっています。今年は3万4,200人の観光客が見込まれています。
「マリネラフェスティバル」 概要
【期 間】 1月21日(月)~27日(日) ※全国マリネラコンテスト決勝は1月27日
【場 所】 ラ・リベルタ県トルヒーヨ グラン・チムー コロシアム(マリネラコンテスト)/ 市内メインストリートおよびアルマス広場(パレード)
【主 催】 クラブリベルタ・トルヒーヨ
◆マリネラについて
マリネラのルーツはアフリカ、スペイン、そしてアンデスの先住民族と言われています。国民的舞踊としてペルー全土で広く踊られていますが、地方ごとに独自のスタイルがあり、北部地方、リマ、山岳地方に大きく分類されます。男女ペアが恋人同士の求愛を表現し、白いハンカチの振りと素早い足さばきを特徴とする踊りです。一般的に、女性は素足に民族衣装、男性は白いスーツまたはポンチョにつば広帽子と黒い靴で踊ります。
◆トルヒーヨについて
トルヒーヨはリマから北に約580キロに位置する、リマ、アレキパに次ぐペルー第三の都市。モチェ文化の太陽と月の神殿、世界遺産であるチムー王国時代のチャンチャン遺跡が見どころです。