フィンランドのミステリーが熱い!
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2014年11月10日公開

エリア:ヨーロッパ  > フィンランド / ジャンル:イベント・フェスティバル , 観光情報・観光局・現地便り , アート・カルチャー・歴史・ミュージック

北欧のノワール・ミステリー文学が国際的に人気を博しているが、今、日本でも注目を集めている。高まる関心に呼応するように北欧5カ国の大使館が共同で「北欧ミステリー・フェス2014」を開催する。フィンランドからはマリア・カッリオ・シリーズで人気のレーナ・レヘトライネン氏が来日し、良質なミステリー文学を生み出す北欧の土壌について紹介する(通訳有)。また人気作家の堂場瞬一氏が北欧ミステリーの魅力を語る。

事件・犯罪の発生から解決に向けた過程を描く推理小説にもジャンルが多くある。犯罪心理、法廷推理、警察、時代、歴史、ハードボイルド、スパイ、社会派、ノワール、旅行などを題材にした推理小説があるが、小説だけでなくテレビ番組をはじめとする様々なメディアを通してミステリーは身近な存在だ。米国人作家ジェイムズ・トンプソン氏は、犯罪小説とノワール小説には違いがあり、「ノワールはもっと陰気で、時には反ユートピア的な世界観を持っている」と述べる。日本では、デビュー作「不夜城」で一躍時の人となった馳星周氏、代表作「白夜行」がドラマ化にもなった東野圭吾氏、女性の心理に潜む悪意や現代社会の理不尽な階級を描き出す桐野夏生氏などが日本におけるノワール小説を代表する作家ではないだろうか。

「雪深い森で死体が発見、残酷な殺人や血なまぐさい犯罪現場」、ムーミンや北欧家具に代表されるフィンランドのイメージとは程遠いが小説の世界では別だ。レヘトライネン氏は、「北欧発の犯罪文学には一種の特徴があるが、フィンランド発のものは異質。その背景にあるロシアとの長い国境を持つ地理的環境やフィンランド人共通の歴史は忘れられない存在。フィンランドは北欧の国だがロシアの一部であったこともあり、フィンランド文学はこの2つの世界を結び付けるもの」と述べている。

さぁ、北欧のミステリーの扉を開けてみてはいかがだろうか。

北欧ミステリー・フェス2014 入場無料
日  時: 2014年11月22日(土)午後1時30分〜6時 開場午後1時
場  所: 立教大学池袋キャンパス8号館8101教室
      東京都豊島区西池袋3-34-1
参加方法: 事前登録制 http://goo.gl/QqSKe5
問合せ: フィンランド大使館広報部 Tel. 03-5447-6000 email: events.tok@formin.fi


北欧ミステリー・フェスのために来日するフィンランドの人気作家
レーナ・レヘトライネン(Leena Lehtolainen)
フィンランドの推理小説家。1976年に12歳で小説家デビュー。1993年、第1作「女性警官マリア・カッリオ・シリーズ」で国内外の人気となる。このシリーズはフィンランド南部の都市エスポーが主な舞台。マリア・カッリオは第1作では大学生だが第4作の「雪の女」からエスポー警察に勤務。2003年にテレビドラマ化
www.leenalehtolainen.fi

スカンジナビア犯罪小説のイベントでフィンランドを代表した作家
ヤルッコ・シピラ(Jarkko Sipilä)
フィンランドのジャーナリストであり、「ヘルシンキ殺人シリーズ」の著者。1996年から19冊におよぶ犯罪小説を書く。人気の「Police Procedural Series」ではヘルシンキ警察暴力犯罪ユニットのKari Takamaki警部補が主人公
www.jarkkosipila.com/en

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