- 2019.11.05
旅行業界における優れたサービスや観光地に贈られる「ワールド・トラベル・アワード*2013」の「世界で最も美食を楽しめる国(World’s Leading Culinary Destination)」部門において、ペルーが昨年に引き続き最優秀賞を受賞しました。南米代表としてグランドファイナルに臨んだペルーは、最終候補12か国の中から、業界の専門家および一般からのオンライン投票によって1位に輝きました。同賞の授賞式は12月2日、カタールの首都ドーハで行われました。
ペルーでは、アンデス山脈に沿った山岳地帯、海岸砂漠地帯、アマゾンを源流とする熱帯雨林といった変化に富んだ気候風土が育んだ豊かな食材と、移民が持ち込んだ多様な食文化が融合し、多彩で豊かな食文化をつくり上げてきました。インカ帝国時代より栽培されていたトマト、唐辛子、じゃがいも、トウモロコシ、キヌアなどの食材を使った伝統料理にスペイン料理、中国料理、日本料理の調理法を取り入れ、伝統を守りながらも新しいものを作り出し独自の発展を続けてきました。ペルー政府観光庁は、今後さらに官民一体となった農業・食品産業の支援やシェフの育成、食の魅力を活かした観光客誘致に取り組んでいきます。
*ワールド・トラベル・アワード(World Travel Awards)について
1993年設立。2013年に20周年を迎える「ワールド・トラベル・アワード」は、世界の観光地および業界のサービス水準と業界全体の業績を向上することを目的に優秀な企業・団体および観光地を表彰しています。各カテゴリーの受賞者は、世界171カ国の約79万人の業界の専門家と消費者によって選出されています(2011年度実績)。2012年度においては、900カテゴリーにおいて162か国から5000もの企業・団体が参加し、中東、アフリカ・インド洋、アメリカ大陸、アジア・オーストラレーシア、ヨーロッパの5地域で地域選考が行われました。
ウエブサイト: http://www.worldtravelawards.com/