- 2026.03.24
春の旅行シーズンを前に、海外旅行者向けeSIMサービスを提供するSailyは、空港やホテルなど旅行中に旅行者が直面しうるデジタル脅威について注意を促す情報を取りまとめている。観光地やリゾートでリラックスしているつもりが、知らぬうちに個人情報やデバイスが危険にさらされる状況は、旅行者であれば誰にでも起こりうるとされている。以下に、旅行中に想定されるリスクの類型と、一般的な対策を整理する。
公共Wi-Fiへの接続 空港やホテルで提供される無料Wi-Fiは、サイバー犯罪者にとって侵入しやすい経路の一つとされる。正規のネットワークに見せかけた偽のアクセスポイント(「エビルツイン」とも呼ばれる)を設置し、接続した利用者のデータを盗む手口が確認されている。接続前には施設の正規ネットワーク名を確認することが基本的な対策となる。
USB充電ポートの利用 空港やホテルに設置されたUSB充電ポートが悪用される「ジュースジャッキング」と呼ばれる手口がある。改造されたポートを通じてスマートフォンにマルウェアが仕込まれ、パスワードやクレジットカード番号などが窃取される可能性があるとされる。自身の充電器を持参し、電源コンセントから直接充電することが推奨される。
ホテルのスマートテレビ カメラやマイクを内蔵したスマートテレビは、セキュリティ対策が十分でない場合、盗聴や個人アカウントの情報窃取に悪用される恐れがある。ログインを避け、使用しない際は電源プラグを抜くといった対応が有効とされる。
Wi-Fiの自動接続機能 スマートフォンの自動接続機能により、利用者が意識しないうちに危険なネットワークへ接続されるケースがある。Wi-FiやBluetoothの自動接続設定をオフにし、VPNなどのセキュリティアプリを活用することが対策として挙げられる。
フィッシング詐欺 旅行中を狙ったフィッシング詐欺も確認されており、「DarkHotel」と呼ばれるサイバー犯罪グループは、高級ホテルに滞在する人物を標的に巧妙なマルウェア攻撃を仕掛けることで知られている。不審なURLや知らない送信元からの添付ファイルへのアクセスは避け、デバイスのソフトウェアを最新の状態に保つことが基本的な予防策となる。
海外旅行中は日常とは異なるネットワーク環境にさらされる機会が増えるため、出発前にデバイスのセキュリティ設定を見直し、旅先でのネット接続には一定の注意を払うことが望ましいと考えられる。
【参考情報】NordVPN / Saily 公式サイト:https://saily.com/ja/


