南半球のオーストラリアは6月から8月までの期間は冬にあたる。そして9月からは春を迎えるわけだが、広大なオーストラリアは地域によって気温も大きく異なる。オーストラリアの春は、日中の晴天率が高く、夜になると涼しくなるのが特徴。

涼しくなると温かいお風呂に入りたいのが世の常。実は、オーストラリアは知られざる「ホットスプリングス（温泉）大国」で、オーストラリアの原生林の中に湧く温泉や、日本の温泉に着想を得て開業した温泉施設など、多くの温泉施設がある。オーストラリア政府観光局のニュースレター（2024年9月6日号）で紹介された３軒の温泉施設を紹介する。

「ソル・エレメンツ」
https://www.solelements.com.au
クイーンズランド州ゴールドコースト内陸部のタンボリンマウンテンに、2025年初頭にオープンした温泉施設「ソル・エレメンツ」。日本の“侘び寂び”の優雅な哲学に影響を受け、利用者は地球、空気、火、水の要素からさまざまなトリートメントを楽しむことができる。施設内には、フロートセラピー、赤外線サウナ、ボディ・クレイ・トリートメント、ヒマラヤ岩塩の洞窟など、ユニークなリラックス体験を楽しめる。

「12アポストルズ・ホットスプリングス＆リゾート」
https://12apostleshotsprings.com.au
2026年にオープン予定のオーストラリア最大級の温泉リゾート「12アポストルズ・ホットスプリングス＆リゾート」は、ビクトリア州の美しい海岸線として知られる「12使徒」の近くに位置。70以上の温泉浴槽を備え、さらには「エコポッド」と呼ばれる環境に配慮した宿泊施設も建設予定で、癒しのひとときを過ごしながらサステナブルな旅行体験を楽しめる。

「ビター・スプリングス」
https://northernterritory.com/jp/ja/katherine-and-surrounds/see-and-do/bitter-springs
ノーザンテリトリー（準州）に位置する「ビター・スプリングス」は、エルシー国立公園の熱帯林の中にある静かな温泉プール。青く煌めく水が幻想的で、国立公園の景色を堪能しながら、湧き出る自然のプールで心も身体も解放し、ゆったりとしたひとときを楽しめる。

オーストラリアには魅力的な温泉地が多数点在するので、オーストラリア政府観光局「オーストラリアのおすすめの温泉」のページをチェックしてみよう！
https://www.australia.com/ja-jp/things-to-do/health-and-wellness-experiences/the-best-hot-springs-in-australia.html