山形・白川湖の春季限定「水没林」シーズン、体験型コンテンツ多彩に展開
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2026年03月 4日公開

エリア:アジア  > 日本  > 山形 / ジャンル:自然 , 

米ナショナルジオグラフィック誌で「2026年に行くべき目的地」としてピックアップされた山形県飯豊町の「白川湖の水没林」。白川湖の水没林は、雪どけ水がダム湖である白川湖に流れ込み、湖面にシロヤナギが立ち並ぶ姿を見ることができる、満水となる時期にだけ現れる景観として、国内外の旅行者が訪れる絶景映えスポットとして人気を博している。湖面に映る木々や春の空気感は、地域の自然資源の一つとなっており、近年は観光資源としての取り組みが進められている。

今シーズンは、3月下旬から5月中旬まで、春の季節限定で「白川湖の水没林」を巡る体験型ツアーやアクティビティが地元や関連団体によって準備されている。主催は飯豊町商工観光課および関連団体で、湖畔を舞台にしたカヌーや気球フライト、キャンプ、散策ツアーなどを通じて春季の観光周遊を促す計画としている。

代表的なものとして、湖面をカヌーで巡る「水没林カヌーツアー」が3月20日から5月30日まで実施される。老若男女が参加できる通常プランに加え、朝もやの中で風景を楽しむ早朝プランも設定されており、犬連れ参加やSUP体験など多様な選択肢が用意されている。ツアーは飯豊町内の「いいでカヌークラブ」が実施。

また、湖上の景観を上空から楽しむ「気球フライト体験」も複数日程で計画される。3月下旬から4月上旬の「白の水没林」時期と、5月中旬の「緑の水没林」時期に分けて開催日が設けられており、空からの視点で春の湖畔景観を楽しむ機会としている。主催は「YAMAGATA EXPERIENCE」で、白川湖周辺の自然を広い視野で堪能できる体験。

キャンプ拠点として「水没林ビューサイト」も開設され、湖畔のキャンプ場にテントを設営しながら水没林を観察できる。昨季からの継続企画で、オートサイトとフリーサイトをそれぞれ予約制として安全・快適性にも配慮。また、夕刻から夜にかけて湖畔をライトアップし、水没林の雰囲気を演出する「水没林ライトアップ」や、地域飲食店舗による「SUN&NIGHT PLAZA」も用意されている。

さらに、白川湖周辺を歩く「散策ツアー」や、地域カメラマンが案内するフォトツアーなど、歩きながら自然や地域の背景を感じるコンテンツも揃える。これらは地元のガイドやインタープリターらが企画しており、自然理解と体験を組み合わせた滞在時間の充実を目指している。

観光周遊を支える施策としては、人気のGW期間中に交通渋滞が予想されることから、オーバーツーリズム対策として、シャトルバス運行やパークアンドライドなどのアクセス分散策も予定。また、環境保全や安全管理のための協力金制度の導入も行われ、地域と観光客双方に配慮した観光基盤整備が進められている。

白川湖の水没林シーズンは、春に見られる自然景観を軸に、体験型コンテンツや地域交流の機会を組み合わせた観光プログラムとして位置づけられ、また、観光庁・文化庁・スポーツ庁主催の「スポーツ文化ツーリズムアワード2024」で評価された取り組みもあり、体験を通じて地域の自然・文化に触れる機会となる。

「白川湖の水没林」春シーズン 2026
開催期間:3月下旬~5月中旬
開催地:山形県西置賜郡飯豊町 白川湖周辺
公式サイト: https://www.iikanjini.info/suibotsurin/

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