「勉強して行きたくなった」世界遺産ランキング2025年版 TOP50を公開
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2025年04月29日公開

エリア:指定なし / ジャンル:名所旧跡・観光施設 , 

世界遺産検定事務局では、第58回検定の受検者を対象に「勉強して行きたくなった」世界遺産のアンケートを実施し、その結果を発表した。

TOP3は前年から変化がなく不動の人気。また、完成間近のサグラダ・ファミリア贖罪聖堂(アントニ・ガウディの作品群)や、過去最高の来島者数を記録した宮島の厳島神社など、この一年話題の多かった遺産が上位にランクイン。

勉強して行きたくなった世界遺産 TOP10

【1位】モン・サン・ミシェルとその湾 <フランス共和国|文化遺産>
映画のモチーフにもなっている潮の満ち引きで変わる美しい景色が有名。歴史を学んだことでさらに行きたくなった人が多い。

【2位】屋久島 <日本国|自然遺産>
樹齢1,000年を超える屋久杉などの大自然を体感したい人や、屋久島を通じて世界遺産の登録基準を学んだことを理由に挙げている人が多い。

【3位】イエローストーン国立公園 <アメリカ合衆国|自然遺産>
鮮やかな色彩のグランド・プリズマティック・スプリングなどの自然美で知られ、「世界初の国立公園」かつ「世界で最初の世界遺産の一つ」であることの印象が強い。

【4位】アントニ・ガウディの作品群 <スペイン|文化遺産>
【5位】マチュ・ピチュ <ペルー共和国|複合遺産>
【6位】アルベロベッロのトゥルッリ <イタリア共和国|文化遺産>
【7位】小笠原諸島 <日本国|自然遺産> 厳島神社 <日本国|文化遺産>
【9位】姫路城 <日本国|文化遺産> タージ・マハル <インド|文化遺産>

番外編1「勉強して衝撃を受けた世界遺産」では、衝撃にも色々あるが、「負の遺産」や戦争・紛争により危機にある遺産が多く上位にランクイン。

【1位】ゴレ島 <セネガル共和国|文化遺産>
【2位】アウシュヴィッツ・ビルケナウ:ナチス・ドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)<ポーランド共和国|文化遺産>
【3位】メテオラの修道院群 <ギリシャ共和国|複合遺産>

番外編2「知ることができてよかった世界遺産」では、TOP10を見ると「勉強して行きたくなった」「衝撃を受けた」と重なる遺産もあるが、10個中5個がここで初めて10位圏内に入っている。

「勉強して行きたくなった世界遺産 TOP50」と、番外編として、「勉強して衝撃を受けた世界遺産 TOP30」と「知ることができてよかった世界遺産 TOP30」を公式サイトで公開している。https://www.sekaken.jp/whinfo/ranking-2025/

世界遺産検定は、ユネスコの理念を知り世界遺産活動の輪を広げることを目的に、世界遺産アカデミーが主催する文部科学省後援の検定。2006年の第1回検定以来、35万⼈以上が受検、20万⼈以上が認定されている。年4回、全国の主要都市で開催しており、4級、3級、2級、1級、最上級のマイスターのほか、2024年7月第56回検定からは準1級も新設されて全6級構成となった。20代を中⼼に⼦どもからシニアまで幅広い受検者を集めている。
世界遺産検定公式HP:https://www.sekaken.jp/

【お問い合わせ】

risvel facebook