- 2025.07.16
旅の記憶に残るのは、何気ない風景の一瞬だったりする。風にそよぐ花の香り、見上げた空と同じ色に染まる花の並木道、水面に揺れる色とりどりの花影 — そんな繊細な瞬間が心に深く刻まれることがある。
今回は、夏から秋にかけて見頃を迎える“花の絶景”をめぐる旅へ。訪れるのはフランス、南アフリカ、そしてニュージーランド。いずれも、その土地ならではの花が咲き誇る、わずか期間だけの特別な風景に出会える場所。
紫に染まる時間「プロヴァンスのラベンダー」(フランス)
6月から8月、南仏プロヴァンスの丘陵地に広がるのは一面のラベンダー畑。薄紫の花が風にそよぎ、空気までもやさしく香り立つ。中でもセナンク修道院では、石造りの建物の足元にラベンダーが咲き、静けさと美しさが調和した、まるで夢のような光景が広がる。程近いゴルドの村では、蜂蜜色の家並みと石畳の道から見下ろすラベンダーの海が旅人を迎える。朝の涼やかな時間、あるいは夕暮れに金色の光が差し込む頃が最も美しく香り豊かな瞬間。
花びらのトンネルを抜けて「プレトリアのジャカランダ」(南アフリカ)
南アフリカの首都プレトリアは「ジャカランダシティ」として知られている。10月から11月、約7万本のジャカランダが一斉に紫の花を咲かせ、街全体が薄紫のベールに包まれる。特に並木道の下を歩けば、まるで紫のトンネルをくぐるよう。風に舞う花びらが降り注ぎ、足元に絨毯のように広がる様子は、ただの街歩きさえ詩的な体験に変えてくれる。古いビクトリア様式の建物との調和も美しく、南半球の秋を彩る極上の風景がここにある。
湖畔に咲く夢の色「テカポ湖のルピナス」(ニュージーランド)
南島にあるテカポ湖では、11月から12月にかけてルピナスの花が湖畔を彩る。ピンク、紫、白と、グラデーションのように広がる花々がターコイズブルーの湖と空に溶け合う。その美しさが最も際立つのは、朝焼けや夕暮れ時。空と水、そして花が見せる一瞬の色の重なりは、まるで印象派の絵画のよう。湖畔に佇む「善き羊飼いの教会」とともに、時の止まったような静けさを宿す風景に出会える。
それぞれの場所に咲く花たちは、限られた時間の中で、命を精一杯に輝かせながら、旅人に季節の移ろいを告げてくれる。派手さはなくとも、静かに、深く心に残る、そんな旅がどれだけ旅人の心を豊にしてくれるか、この3つの“花咲く絶景”をそっと届けたい。
ラベンダーの余韻|アヴィニョンに始まりニースでほどける旅
参考プラン:https://www.oooh.jp/itinerary/ja/f53db179ddddf2a5cf38
サファリドライブと人気都市ケープタウン・プレトリア 南アフリカ現地8日間
参考プラン:https://www.oooh.jp/contents/plan/206/
ニュージーランド南島の大自然を満喫 現地6日間
参考プラン:https://www.oooh.jp/contents/plan/204/
コンテンツ提供:Oooh Inc.
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