- 2025.04.30
北欧パビリオンは、人口2,700万人、GDP1兆6,000億米ドルを誇るヨーロッパ第5位、世界第10位の経済規模を持つ北欧5カ国(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)からなるタイプAのパビリオン。北欧5カ国パビリオンの万博参加は、2025年で3回目。2025年の大阪・関西万博では「ノルディック・サークル~北欧と共に、より良い明日へ~」をコンセプトに、北欧5カ国がより良い未来に向かって世界をリードするテクノロジー、イノベーション、サステイナビリティの3つの分野での先進的な取り組みを紹介する。
北欧パビリオンのテーマである「Nordic Circle(ノルディック・サークル)」は、人と人、人と自然のつながりを重視し、持続可能な未来を共に創造するという北欧の理念を象徴している。大阪・関西万博を通じて、北欧の文化、技術、そして未来へのビジョンを共有し、世界中の人々と新たな可能性を探る機会を創出する。
まず、北欧5か国からなる北欧パビリオンに入ると、360度を覆う巨大なスクリーンが来場者を出迎える。食べられなくなったお米を素材に作られたライスペーパーを使ったスクリーンで、北欧の日々の暮らしの写真や四季の動画が映し出される。北欧の夏を再現した室温や香りなどにより、五感で北欧を体験できる没入型の展示となっている。
北欧の魅力が詰まったショップ「Nordic Shop」では、ムーミンやスウェーデンの絵本「長くつ下のピッピ」といった北欧を代表するキャラクターのグッズを始めとする小物類から、北欧各国のファッションブランドのバッグ・ウェア・アクセサリー、北欧の最新のガジェット類からパフュームまで幅広いラインナップを揃えている。北欧の味わいが楽しめる食品やお酒も並ぶ予定。また、パートナーでもあるレゴの商品も並ぶ。
3階のルーフトップテラスのレストラン「The Nordic Food Bar」では、北欧の日常の味に日本の要素を取り入れた特別な料理体験を提供。「食品廃棄物ゼロ」のビジョンを掲げ、持続可能性を追求したダイニング空間を作り上げている。食事メニューは、スカーゲンと呼ばれる北欧伝統のオープンサンド(税込1,600円〜)や北欧風サーモンマリネ – 味噌風味(税込4,500円)、スウェーデンの春の風物詩のお菓子セムラ(税込1,450円)、カレリアンパイ(税込1,280円)、ノルウェーのブラウンチーズと一緒に食べる北欧風ワッフル(税込1,100円)をはじめ、ノルウェーやデンマークなどのビールも提供を予定。
北欧パビリオン公式ウェブサイト:https://www.thenordics-expoosaka.com/