【編集部推薦映画】『世界の果ての通学路』製作チームが贈る、感動の教室ドキュメンタリー
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2023年07月21日公開

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未来に明かりを灯そうとする3人の先生と、学びに目覚めた子どもたちを描く感動のドキュメンタリー『世界のはしっこ、ちいさな教室』が2023年7月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開される。

ケニア、アルゼンチン、モロッコ、インドの小学生の驚くべき登校風景をカメラに収め、日本でも大ヒットした『世界の果ての通学路』の製作チームが今度は世界の果ての先生に注目した。舞台になるのは3か国の学校。ソーラー発電はあっても水道とガスはなく、スマホの電波も途切れがちなブルキナファソのティオガガラ村。シベリアの雪原で伝統的な遊牧民生活を送るエヴェンキ族のキャンプ地。年の半分は洪水で土地が消えるバングラデシュのスナムガンジ地方の農村。どこも学校へ赴任するだけでも一苦労の僻地ばかりだが、「子どもたちには明るい未来がある」と、3人の先生は熱意、工夫、根気で教壇に立つ。相談相手になる同僚はおらず、時には無理難題を吹っかける保護者も相手にすることもある。孤立無縁の状況に心が折れかける先生を救うのは、日々進化する子どもたちだ。日に日にわかることが増えて、自信に満ちた笑顔を見せるようになってくる。言葉がわからなくて悔し涙を流した少年も、結婚を強制する親とケンカして進学を選んだ少女も、宿題を忘れて下を向く兄弟も、みんな先生が大好きなのだ。

情熱的に子どもたちに向き合う3人の女性教師は、識字率アップが国家の使命であるブルキナファソの国立初等教育学校を卒業したばかりの新人教師20名の中から、2人の子を持つ母でもあるサンドリーヌ・ゾンゴ。バングラデシュ北部のボートスクールで働く7人の女性教師の中から、子どもや女性の権利を守るために粘り強く戦う若きフェミニストのタスリマ・アクテル。広大なシベリアに暮らす遊牧民、エヴェンキ族の研究者から紹介されたのは現役の遊牧民であり伝統の消滅を危惧するスヴェトラーナ・ヴァシレヴァ。子どもたちに広い世界を知ってほしいという情熱を共有する3人は、家族と離ればなれになっても、両親から反対されても、「子どもたちには明るい未来がある」と信じる道を進み続ける。達成感に満ちた3人の先生と子どもたちの笑顔にいつかの自分を思い出す感動の教室ドキュメンタリー。この瞬間も世界のはしっこでたくさんの夢が育っている。そして、「学んだ先の未来では、自由が約束されている。」

『世界のはしっこ、ちいさな教室』 フランス映画 83分
原 題:Être prof(英題はTeach me If you can)
公開日:2023年7月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開
監 督:エミリー・テロン
制 作:バーセルミー・フォージェア
後 援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
提 供:ニューセレクト
配 給:アルバトロス・フィルム
公式サイト:https://hashikko-movie.com/

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