- 2024.12.04
「ブルガリ ホテル ローマ」が2023年6月9日に開業する。カンポ・マルツィオ地区の中心にあるアウグスト・インペラトーレ広場10番地に位置する歴史的建造物を改装し、コルソ通りやバブイーノ通り、スペイン階段、コンドッティ通りにあるブルガリの旗艦店からほど近い場所にある。
アウグスト・インペラトーレ広場には、初代ローマ皇帝アウグストゥスにより建てられたローマ史において最も象徴的な2つのモニュメントであるアウグストゥスの霊廟とアラ・パチス祭壇がある。ブルガリ ホテル ローマとして改装された歴史的建造物は、1936年から1938年にかけて建設され、1950年に当時のイタリア首相アルチーデ・デ・ガスペリにより落成されたローマにおける優れたイタリア合理主義建築の一例と云える建物。建築家ヴィットリオ・バリオ・モルプルゴが設計し、フレスコ画、モザイク画、彫刻で装飾されたこの建物は、黄土色のトラバーチンや赤茶色のレンガといったローマの伝統的な建築資材や色により強調された近代建築であることがわかる。
ブルガリ ホテル ローマは、白、黄、赤、緑の4つのカラーパレットで装飾された114室の客室を擁し、アウグスト・インペラトーレ広場やクラシカルなローマの魅力を持つフレッツァ通りなどの美しい景色を望む。
ブルガリ ホテル ローマには5つのシグネチャーダイニングがあり、ミシュラン3つ星を獲得した世界で最も有名なシェフの一人で、2017年よりブルガリ ホテルズ&リゾーツにおける料理部門の指揮を執るニコ・ロミート氏が監修する。アウグスト・インペラトーレ広場の魅惑的な眺めを擁し、5階に位置する「イル・リストランテ ニコ・ロミート」は、温かく優雅な雰囲気でコンテンポラリーなイタリア料理を提供する。ユニークなのはカバナやラウンジを備えたルーフトップテラス「ラ・テラッツァ」で、ローマのスカイラインを一望する。日中はサンデッキとして、夕暮れ時にはアペリティーヴォ、そして夜には食後のラウンジとして、一日を通して変化するラ・テラッツァの雰囲気に合わせてイタリアンスタイルの軽食メニューが提供される。
「ブルガリ スパ」は、古代ローマ浴場の雰囲気を再現したウェルビーイングの殿堂。大理石の柱がプールを囲むように立ち、カラーガラス窓からは温かく豊かな光が差し込む。9つのトリートメントルーム、25mのプール、モザイクタイルのヴァイタリティプールなどを備える。
ブルガリ ホテル ローマは、ミラノ、ロンドン、パリ、ドバイ、北京、上海、バリ、東京に続き、ブルガリ ホテルズ & リゾーツ コレクションの9番目のホテル。今後は、モルディブ(2025年)やマイアミ(2025年)、ロサンゼルス(2026年)の3カ所も開業予定。
BVLGARI HOTEL ROMA
Piazza Augusto Imperatore, 10, Rome, Italy
https://www.bulgarihotels.com/ja_JP/rome