- 2025.03.02
日本のテレビのニュースでも良く紹介される「アルクマールのチーズ市」は、何世紀も昔から伝わる由緒ある方法でチーズが取り引きされる様子を公開している。チーズ運搬人たちは、昔ながらの運搬方法でチーズをワーグ広場から計量所へと運ぶ。
チーズの取引の様子は、現在では観光のアトラクションになっており、通常毎年3月の最終金曜日から始まり、9月の第一金曜日までの期間、毎週金曜日の午前9時から午後1時まで、美しいワーフ広場(Waagplein、オランダ語で計量広場の意味)で行われている。
ワ―フ広場でチーズが取り引きされるようになったのは1365年。この頃はまだ町のチーズ用秤(はかり)は1つしかなかった。チーズは朝早くから並べられ、市の支配人と業者がチーズをチェックし、重さにして総計3万kgにもなる約2,200個のチーズが並べられ、買い手が現れるのを待つ。
チーズ・キャリアー(チーズを運搬する人)、プレイサー(並べる人)、スローワー(投げる人)、そしてスケール・マスター(計量の責任者)のような人たちは、いずれも長い伝統を持つギルド(組合)の一員として、チーズ市で重要な役割を果たしている。
アルクマールのチーズ市(The Alkmaar Cheese Market)
開催日:2025年3月28日(金)〜9月5日(金)の期間中の毎週金曜日
午前10時〜午後1時
夏季(7月・8月)だけは毎週火曜日の夜、午後7時〜9時にも開催される。
開催地:ワーフ広場
URL:https://www.kaasmarkt.nl/en
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