エイチ・アイ・エスが今年の夏休み旅行予約動向を発表
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2022年06月29日公開

エリア:指定なし / ジャンル:旅行準備 , 

エイチ・アイ・エス(HIS)は、2022年7月21日から8月31日までの夏休み期間について、HISのパッケージツアー、ダイナミックパッケージ、航空券(海外旅行のみ)の予約状況から旅行動向について調査を行った。(調査日は6月13日)

【海外旅行】
海外旅行は前年同日比で2,191.1%(約22倍)。今年は水際対策緩和後初の夏休みということもあり、レジャー目的での渡航者が多く占めるが、引き続き減便などの影響もあり、予約者数はコロナ禍前の2019年の1割程度に留まる。平均単価は21万3,600円(前年比132.5%)。単価上昇の要因として、ラグジュアリーな旅行を好む傾向があり、数年間控えていた海外旅行がようやく可能になった心理的欲求から、高サービスやクオリティを希望する傾向にある。加えて、欧米への需要が高く、原油価格高騰による燃油サーチャージ値上がりや便数の減少による飛行機の座席が取りづらい環境も一部影響している。

【HIS夏休み海外旅行 予約者数ランキング】
予約者数1位はハワイ。繁忙期の人気旅先としては不動であり、HISでの夏の海外旅行の予約者数の実に20%を占めた。レジャーのみならず、コロナ禍で控えていたハネムーンの利用も多い。6月12日以降、入国に際するPCR検査による陰性証明の提出が不要になり、渡航しやすい旅先となった。

2位にはバンコクがランクイン。タイもハワイ同様、ワクチン接種証明書が提出できれば渡航前のPCR検査が不要であり、アジア地区での観光客の受け入れに積極的で、規制緩和を段階的に進めている。3位にはソウルがランクイン。韓国は観光客の受け入れを再開した6月以降、問合せが急増。6月16日現在、日本からの入国には観光ビザの取得が必要となっており、出発日ごとに決められた期間で大使館または領事館に申請する必要。コロナ禍前のように、間際での出発は難しいもののビザ取得まで余裕をもった夏以降の旅行が検討されている。4位以降は、ロンドン、マニラ、パリ、シンガポール、グアム、バンクーバー、ロサンゼルスと続く。

【国内旅行】
国内旅行は前年同日比で486.4%。全47都道府県のうち約9割が前年を上回る予約者数。コロナ禍前の2019年と比較すると9割弱まで戻ってきており、近距離旅行から遠距離旅行まで、幅広い旅先への需要がある。平均単価は79,500円(前年比92.1%)。

【HIS夏休み国内旅行 予約者数ランキング】
予約者数1位は沖縄県。75%が本島、続いて15%が宮古島、8%が石垣島。レンタカーの供給不足が課題として残る。2位には北海道がランクイン。札幌が90%を占める。3位には長崎県がランクイン。4位以降は、大阪、福岡と続く。

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HIS夏休み・お盆旅行特集 https://www.his-j.com/season/summer/

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