ブッキング・ドットコム、2021年サステナブル・トラベルに関する調査結果
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[リスヴェル編集部]2021年06月25日公開

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世界最大級の宿泊予約サイト「Booking.com」は、30ヶ国29,000名以上の旅行者とパートナー施設を対象に実施した2021年度版の「サステナブル・トラベル」に関する調査結果を発表した。

新型コロナウイルス感染症をきっかけに、人々がライフスタイルを見直していく中で、サステナビリティに対する意識が変化していることが明らかになった。日本の旅行者の43%が「次世代のために環境を守っていくには今すぐ行動する必要があると考えている」と回答。さらに45%の日本の旅行者が「日常においても環境に配慮したサステナブルな取り組みを行っていきたい」としている中で、既に51%はリサイクルに取り組み、42%がフードロスの削減に努めていると回答。

サステナビリティに対する意識の変化は旅行に対しても同様で、日本の旅行者の82%が「旅行においてサステナビリティが非常に重要だ」、42%は「新型コロナウイルス感染症の影響で、よりサステイナブルな旅行を望むようになった」と回答した。再び安全かつ自由に旅行が楽しめる日が来た時には、より環境に配慮したサステイナブルな旅行への需要が高まっていくことが予想される。

「旅先でどのようなサステナブルな取り組みに参加したいか」という点について、日本の旅行者の71%が「ゴミの量を減らしたい」、「エネルギー消費量を減らしたい(部屋を出る際にエアコンや電気を消すなど)」、65%は「より環境に優しい交通手段(タクシーやレンタカーの代わりに徒歩や自転車、公共交通機関など)を利用したい」と回答し、日常でも行えるサステナブルな取り組みを旅先でも継続的に行いたいとする声が半分以上を占めた。

現地のコミュニティへの配慮を重視する日本の旅行者も多く、約半数(47%)が「旅行先でその土地の文化を代表するような本物の体験をしたい」と考えており、83%が「異文化理解を深めることや文化遺産の保護が不可欠だ」、さらには「旅行業界による経済効果が社会のあらゆるレベルで平等に分配されることを望む」と回答した人は72%に上った。

また、66%の人は「人気の観光スポットやアトラクションを避け比較的旅行客が少ない旅先を選ぶことで、旅行客の集中を防ぎ、また旅行によって生まれる利益を広く分散させて還元できるようにしたい」と回答。地球環境だけでなく、地域の文化や経済の持続可能性に対しても配慮する意識が高いことが分かった。

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