フィンランドのサイマー・ジオパークが国際的評価基準ユネスコ・グローバル・ジオパークに認定
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[リスヴェル編集部]2021年05月17日公開

エリア:ヨーロッパ  > フィンランド / ジャンル:名所旧跡・観光施設 , 

フィンランド政府観光局(Visit Finland)は、フィンランド湖水地方のサイマーに位置するサイマー・ジオパークが、ユネスコの運営団体によりその活動を称える国際的な評価基準である「ユネスコ世界ジオパーク(UGG)」の認定を受けた。

ジオパークとは、地球科学的・地質学的な観点から国際的に価値を持つ場所や遺産などを保全し、教育やツーリズムに活用しながら持続可能な開発を進める地域認定プログラム。ちなみに日本にも現在「日本ジオパーク」が43地域あり、そのうち9地域がユネスコ世界ジオパークにも認定されている。

サイマー・ジオパークの名前は、フィンランド最大、ヨーロッパでも4番目に大きい湖であるサイマー湖に由来。フィンランド南東部、ヴォクシー水系の南側に位置し、海抜約20~180mの範囲に広がっている。表面積6,063km²のうち3分の1が水で、何千もの島が点在し、海岸線の総延長は8,000km超。サイマーの岩盤は約19億年前にこの地域が海底の一部であったことを示している。

現在、サイマー・ジオパーク・パートナー・ネットワークとの連携は進んでおり、80近い企業家やコミュニティがメンバーとして参加。企業家たちが冬の間に30以上の製品を提供することで、年間を通しての観光客数も増加。また、国際的なアウトドア観光ポータル「Outdoor Active」の協力により、パートナーやサービスの検索機能が向上した。このアウトドア・ツーリズム・ポータルでは、地域のハイキング・ルートや目的地、サイマー・ジオパークの自然や文化スポットの他にも地域の製品やサービスが表示される。

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