香港トラムでのんびり巡る香港のおすすめスポット5選
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2020年12月 4日公開

エリア:アジア  > 香港 / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

いつも賑やかなイメージの強い香港だが、路地や裏通りに一歩入れば都会の喧噪から離れ、ゆったりとした暮らしが息づくオアシスがある。地元の人が親しみを込めて「叮叮(ディンディン)」と呼ぶ香港名物の2階建てトラムに乗って、香港政府観光局がトラムで巡るお薦めスポット5選を訪れてはいかがだろう。

香港の新しい風‐スター・ストリート地区
アドミラルティとワンチャイに挟まれた日街(Sun Street)、月街(Moon Street)そして、星街(Star Street)を訪れた人は、なぜこれらの通りの名前が空にちなんでいるのかと不思議に思うだろう。19世紀末、この地区に香港電灯有限公司が初の発電所を建設したことに端を発する。この電力会社が近くの通りに3軒の社宅を建設し、中国の『三字経』と呼ばれる古典の一節「三才者 天地人 三光者 日月星」にちなんで通りの名前を付けた。現在この地区は、カフェやバー、ギャラリー、ユニークなブティックが並ぶハイセンスなエリアに変貌。

カメラ好きにはたまらない‐F11 撮影博物館
ハッピーバレーは、MTRの通っていない唯一のトラムの終点駅であり、その近くにある「F11 撮影博物館(F11 Foto Museum)」は、香港には珍しい個人所有の博物館。1,500冊を超える写真関連の希少な本やカメラのコレクションがあり、定期的に特別展も開催されている。1930年代に建てられたアール・デコ様式の邸宅も魅力のひとつ。

アート、伝統、歴史Oi!
フォートレスヒルに立ち並ぶオフィスビルに埋もれるように立つOi!(油街実現)は、1908年に建てられた第2級歴史的建造物を再生したコミュニティ・アートスペース。赤レンガの建物は、ロイヤル香港ヨットクラブのクラブハウスとして海沿いに建てられ、上流階級の人々の社交の場となっていた。Oi! は作品の鑑賞やアーティストとの交流が自由に持てる画期的なスペース。

東洋と西洋の出会い‐聖マリア堂
聖マリア堂は、コーズウェイベイのシェルターストリート駅で降りてすぐの場所にある。1910年代に設立された当初は、住む家のない女性に祈りの場としての役割を担っていた。1937年に新たに建設した際、赤レンガと緑の瓦という東洋独特の要素を取り入れた外観に、西洋の伝統的な内装というユニークな建築様式は、後に「中国ルネッサンス」と称され、香港が東洋と西洋の出合う場所であることを改めて示す象徴的な建物となった。

ナイトカルチャーを味わう‐Sugar
香港の多様な文化スポットを一日中巡った後は、香港島東部にある最先端のバー「Sugar」で夜のひとときを過ごすのがお勧め。トラムのコーンヒル駅から5分ほど歩いた場所にあるホテル「East Hong Kong(香港東隅酒店)」の32階にあり、ビクトリア・ハーバーの夜景を一望する。

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