- 2025.04.30
米国東部の大西洋側に位置するバージニア州は、ワインやチーズをはじめ、数多くの地元名産があるが、殻ごと調理して食べられるブルークラブ(ソフトシェルクラブ)や鱒、そしてオイスター(牡蠣)に代表されるようにシーフードの文化がある。ポトマック川やサスケハナ川などが流れ込む南北に細長いチェサピーク湾はまさに海の幸の宝庫として新鮮なシーフードが豊富に捕れる。
牡蠣が好きな人は、「バージニアの牡蠣月間(Virginia Oyster Month)」のある11月に訪ねるのがよいだろう。バージニア州の牡蠣は、味わい豊かな近海もので、特徴ある複雑な味が凝縮されている。大西洋岸のシーサイド地域は最初大胆な塩味から甘いバターやクリームの味が溶け込むようにフィニッシュし、ポトマック川が流れ込むアッパーベイ・ウエスタンショア地域は淡いクリーム味に甘みのある味わいが特徴のように、世界的に有名なチェサピーク湾とその支流で育つバージニアの牡蠣は8つの異なる地域で育ち、それぞれが固有の味を持つ。
バージニアの8つの異なる地域で育つ牡蠣の特徴(英語)
https://www.virginia.org/RegionalOysterFlavors/
バージニア・オイスター・トレイルの動画(英語)
https://www.virginiaoystertrail.com
プレジャー・ハウス・オイスター・ファームツアー(英語)
https://pleasurehouseoysters.com
牡蠣を食べたら牡蠣について学ぶ事もできる。1947年に開業した水辺に建つ美しいホテル「ザ・タイズ・イン」では、10月から11月までの期間、漁師について学び、ラパハノック川近くのノーザンネックで終日潮の干満を体験するオイスターアカデミーを実施している。
当然のことながら、牡蠣の町には牡蠣の恵みに感謝する文化的イベントもある。50軒以上のフード屋台、アート&クラフト、生演奏、パレードなどで盛り上がる「アーバンナ・オイスター・フェスティバル」(2021年11月5・6日)と、来年48回目を迎える毎年恒例の「シンコティーグ・アイランド・オイスター・フェスティバル」(2021年10月9日開催)が知られており、バージニアの牡蠣を体験する方法はまだ沢山ありそうだ。
ザ・タイズ・イン:https://www.tidesinn.com/culinary/
アーバンナ・オイスター・フェスティバル:https://www.virginia.org/Listings/Events/UrbannaOysterFestival/
シンコティーグ・アイランド・オイスター・フェスティバル:https://www.chincoteaguechamber.com/events/48th-annual-chincoteague-oyster-festival-2/
その他のオイスター・フェスティバル(バージニア州観光局内):https://www.virginia.org/oysterfestivals/