ペットブームが生み出した悲しい現実を題材に、生き物の尊さを考える絵本「七色の山」
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[リスヴェル編集部]2012年08月20日公開

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「七色の山」の絵本を作るきっかけとなった話をしたいと思います。あれは秋深し10月末、我が家の愛犬サンクがようやく1歳を過ぎ、ある高原リゾート地に家族で出かけた時のことでした。ペットと一緒に宿泊できるペンションに泊まり、楽しい時間を過ごしました。2泊目に宿泊したペンションの脇に、一匹の犬がつながれていました。とても悲しそうな表情が印象的でした。

ペンションのオーナーに話を聞くと、捨てられていた犬だと言うことがわかりました。飼い主に捨てられ、帰るところの無い犬や猫を保護し、里親の世話をするボランティアの方からも、この地域では月に約20匹の犬が捨てられているという現状を聞きました。そのほとんどが都会からやってきて犬を捨てていくそうです。その話を聞いた時に愕然とした事を今でも鮮明に記憶しています。今でも飼い主を待っている犬達がいる現実があります。生き物の命は尊いものです。少しでも多くの人々に伝える事をあの捨てられていた犬と約束しました。

是非、子供と一緒に絵本を読んでいただき、生き物の尊さを伝えてください。

「七色の山」
発売日 : 2005年5月13日
ISBN-10 : 4990250125
ISBN-13 : 978-4990250126
出版社 : サンク・コミュニケーション

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