ワーケーションは従業員の生産性と心身の健康の向上に寄与する!?
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2020年08月 6日公開

エリア:指定なし / ジャンル:企業動向・セミナー , 

JTBは、NTTデータ、JAL、慶應義塾大学と共に新しい仕事のスタイル「ワーケーション」の効果検証実験を実施した結果、ワーケーションが生産性・心身の健康にポジティブな効果があることが判明した。

ワーケーション(Workcation)とは、リゾート地など、普段の職場とは異なる場所で働く仕組みを指すが、この結果を踏まえて、今後JTBは、企業や自治体等と連携し、ワーケーションの科学的な効用研究を通じて、企業の生産性の向上、従業員の健康、地域の活性化、旅客需要の再興に貢献する考えを示した。

結果のポイント:
・ワーケーションを経験することで、仕事とプライベートの切り分け(公私分離志向)が促進される
・情動的な組織コミットメント(所属意識)を向上させる
・実施中に仕事のパフォーマンスが参加前と比べて20%程度上がるだけでなく、終了後も5日間は効果が持続する
・心身のストレス反応の低減(参加前と比べて37%程度)と期間後も5日間持続する効果がある
・活動量(運動量)の増加に効果がある(歩数が参加前と比べて2倍程度増加)


実証実験の概要:
目  的:ワーケーションの効果・効用に関するエビデンス獲得
実験場所:カヌチャリゾート
参加者 :研究チーム企業の所属メンバーを中心とした男女18名

1. プレワーケーション期間:2020年6月19日(金)~6月25日(木)
ワーケーション実施前の対象者の状態・行動の把握を目的として、対象者の状態や仕事に対する姿勢等を問うWEBアンケートを計2回実施、ウェアラブルデバイス「Fibit Charge3 HR」といったリストバンド型の活動量計を常時装着し、活動量や睡眠時間等の行動データを収集

2. ワーケーション期間:2020年6月26日(金)~6月28日(日)
6月26日(金)を勤務日、6月27日(土)・28日(日)を休暇日とし、ワーケーション中の対象者の状態・行動の把握を目的として、対象者の状態や仕事に対する姿勢等を問うWEBアンケートを計11回実施、ウェアラブルデバイス(Fibit Charge3 HR)を常時装着し、活動量や睡眠時間等の行動データを収集

3. ポストワーケーション期間:2020年6月29日(月)~7月3日(金)
ワーケーション後の対象者の状態・行動の把握を目的として、対象者の状態や仕事に対する姿勢等を問うWEBアンケートを計2回実施、ウェアラブルデバイス(Fibit Charge3 HR)を常時装着し、活動量や睡眠時間等の行動データを収集

Photo by Anton Shuvalov on Unsplash

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