エクスペディア調査!日本人の休暇の取り方
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2020年08月 5日公開

エリア:指定なし / ジャンル:旅行準備 , 

世界の大手総合旅行ブランドのひとつである「エクスペディア」は、毎年恒例の有給休暇の国際比較調査(2019年)を世界19ヵ国で実施した。

2019年の世界各国の有給取得状況を調査した結果によると、今回も日本の有給休暇取得日数は10日で、取得率は昨年と変わらず50%となり、共に世界19ヶ国の中では最も低い数値であった。特に有休取得率は、下から2番目となったマレーシアとオーストラリアの70%からも大きく開き、世界各国と比べて日本の有休取得率は未だ低いことが分かる。

日本人は世界で一番「複数回の短い休暇」を取得する人の割合が高いことも判明し、また、休暇を取るうえで理想的なスパンを聞いたところ、日本人の半数以上が「毎月」取りたいと考えていることも判明した。その割合も世界で最も高く、日本人は長期休暇よりも、短い休暇を頻繁に取得する傾向にあることを裏付けている。

日本人が休みを取らない理由として最も多かった回答が「緊急時のために取っておく」だった。世界各国では支給されることが多いシックリーブ(傷病休暇)だが、日本では一般的ではない。続いて「人手不足」、「仕事をする気がないと思われたくない」が2位、3位。有給休暇を取得する上で、未だ職場の空気を読む日本人の様子が伺える。

短い休暇を取る日本人にぴったり!新しい旅のスタイル「ステイケーション」

短い休暇を複数回取得する割合が高い日本人。そんな日本人にぴったりな「ステイケーション」という新しい旅のスタイルをエクスペディアは推奨している。ステイケーションとは、滞在を意味する「Stay」と休暇を意味する「Vacation」を組み合わせた造語。遠出をするのではなく自宅近郊の宿泊施設に滞在して、気軽に楽しむ休暇のこと。海外では広く知られているが、日本での知名度は10%未満で、意味を理解した上で実際に行ったことがある人は16%という結果。

新型コロナウイルスの収束の兆しが未だ見えない中、自粛制限が緩和されつつも感染に注意した行動が求められる現在において、withコロナに合った旅行スタイルが求められている。ステイケーションは、車や電車で1〜 2時間程度以内の場所で宿泊するため、移動が少なく渡航費を抑えられ、移動に伴う費用分をいつもより贅沢なホテルに宿泊したり、豪華な食事を満喫したりすることに充当することができる。旅行の新しい生活様式として試して見てはいかがだろう。

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