イスラム諸国のとても重要な宗教行事のひとつ「ラマダン」が、2023年は3月23日頃から4月21日頃まで、約1ヶ月間行われる。ラマダンは、日の出から日没まで断食を行うが、日没後には家族や友人などと一緒に食事をして過ごす。

イスラム歴でもっとも重要とされる神聖な宗教行事ラマダンは、ドバイなどの観光地で観光客も体験ができる。通常は様々な国や地域から集まった人々で賑わうドバイだが、ラマダンの時期はゆったりとした時間が流れ、イスラムの文化を敬う雰囲気が漂う。

ドバイでラマダンを体験できるのは、アル・ファヒディ歴史地区にある「シェイク・モハメッド文化理解センター（SMCCU）」。ラマダン期間中にエミラティの伝統的なイフタール（日没後に断食を解く食事）を体験できる特別なプログラム『ラマダン・イフタール・プログラム』がある。このプログラムでは、日没後に祈りを捧げ、まず水とデーツを口にするという慣わしを実際に見学したり、イフタールで食べる料理の詳しい説明を聞いたりしながら、実際に味わってみることができる。また、イフタールを体験した後は、近くにあるイスラム教の礼拝堂、モスクを訪れ、イスラムの礼拝を体験する。ラマダン・イフタール・プログラム：https://www.cultures.ae/ramadan-iftar-program/