2020年イタリアの文化首都パルマの魅力
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2020年02月 5日公開

エリア:ヨーロッパ  > イタリア  > パルマ / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

イタリアでは、文化財や景観の充実・維持、旅行者へのサービス向上などを目的に、2016年から毎年「イタリア文化首都(Capitale Italiana della Cultura)」を制定している。これは欧州連合(EU)が毎年指定する欧州文化首都とは異なるが、一年間にわたり文化行事を展開する点では相違ない。

イタリアの今年の文化首都はパルマ。美しい街並み、エレガントな建造物、教会や博物館、劇場や音楽堂、美味しいグルメの街でもあるパルマでは、500以上のイベントが企画されている。

大聖堂広場
パルマの街を歩くとき外せない、この街の芸術と信仰の中心でもある大聖堂広場。ここのシンボルは、12世紀に建造され、ロマネスク建築の貴重な建築様式とルネサンス期の浮き彫りが融合した大聖堂。天井を見上げると、コッレッジョによる見事なフレスコ画が描かれたクーポラを目にする。ピンク色の大理石を使用した8角形の洗礼堂にも貴重なフレスコ画が天井いっぱいに描かれている。

サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスカ修道院
大聖堂広場からすぐのところにある、ベネディクト派修道士により980年に創建された修道院。コレッジョをはじめとした様々な芸術家が描いた1500年代のフレスコ画が残る教会もある。また3つの回廊、図書館、そして旧薬局なども残っている。

サン・パオロ修道院
大聖堂に戻って5分ほど歩くと、別のベネディクト派サン・パオロ修道院がある。古いこの修道院では、当時のアレッサンドロ・アラルディによるフレスコ画が施された部屋とバデッサの間(天井を埋め尽くすのはコレッジョのフレスコ画)が必見。

ピロッタ宮殿
パルマの街で知られる観光スポットにファルネーゼ劇場とピロッタ宮殿がある。緑に囲まれたパーチェ広場から歩いて約5分、1500年末頃に建てられたピロッタ宮殿。美術館・博物館の複合施設であり、見どころはファルネーゼ家の絵画や芸術コレクションから始まり、国立考古学博物館、ナショナルギャラリー、ファルネーゼ劇場、ボドニアーノ博物館とパラティーナ図書館などを巡ることができる。

ピロッタ宮殿からまたパーチェ広場に戻り、ガリバルディ通りを進むとパルマの劇場、テアトロ・レッジョ(レッジョ劇場)がある。レッジョ劇場を出てほどなく目にすることができるのが、パルマでも重要な聖堂のひとつ、サンタ・マリア・デッラ・ステッカータ聖堂

でもやっぱりパルマと言えば、パルミジャーノ・レッジャーノチーズやパルマハムだろう。トルタ・フリッタ(揚げパン)やトルテッリーニ・デルベッタなどの伝統レシピ料理も楽しみのひとつ。

パルマ2020 公式サイト
https://parma2020.it/it-IT/home-parmacapitalecultura.aspx

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