ニューヨークを象徴するエンパイヤーステートビルの展望台の再開発が完了
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2020年01月27日公開

エリア:アメリカ合衆国(本土)  > ニューヨーク州  > ニューヨーク / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

エンパイヤーステートビルは、1億6,500万ドル(約180億円)を投じ、4年間をかけて実施した展望台の再開発工事の最終プロジェクトである80階の改修を完了したことを発表した。

エンパイヤーステートビルは築88年。アンテナを含むと443メートルの高さを誇る、「世界で最も有名なビル」と称されている。新装した80階では、次のような各種展示を楽しめる。

NYC: アバーブ・アンド・ビヨンド
エンパイヤーステートビルとニューヨーク市観光局が共同で製作した展示。デジタル画面上で観光客が自らニューヨークの観光プランを作成できる。興味のある内容と滞在日数などに関する質問に答えると、膨大な情報を元に、ニューヨーク市内の5つの行政区(マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテン島)のアトラクションと場所のお勧めリストが作られる。作成した旅程はQRコードリーダーを使用して個人の携帯端末にダウンロードしたり、電子メールで送信したりできる。

光の芸術性
世界的に名高い照明デザイナーで光の作品の巨匠マーク・ブリックマン氏がナレーションをする短編映像展示。エンパイヤーステートビルの光と音楽のショーの製作過程にスポットを当てている。この映像には、ブリックマン氏がデザインした作品である、アリシア・キーズが登場した初の音楽と光のショー(2012年)や、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」にシンクロするホリデーライトショーのハイライトを盛り込んでいる。

スティーブン・ウィルシャー氏の絵画
英国の著名画家スティーブン・ウィルシャー氏は2017年、ヘリコプターでマンハッタン上空を45分間飛行し、その後エンパイヤーステートビルの80階において、記憶だけを頼りに信じられないほど精密なニューヨーク市の風景画を描いた。3分間のドキュメンタリー映像では、45分間のヘリコプター飛行からオリジナル作品を描いた4日間までの作品創造プロセスを記録している。

ニューヨーク市の風景
クラシックな望遠鏡を覗くと、インタラクティブかつAR(拡張現実)なニューヨーク市の風景が拡がり、ニューヨークの名所9カ所の全景を確認できる。タイムズスクエアからコニーアイランドまで、86階や102階の展望台から見つけた気になる場所を詳しく調べることもできる。

展望台入場には、86階の展望台の入場券38ドル(約4,200円)~、さらに20ドル(約2,200円)を追加すると、102階の展望台まで入場できる。チケットは、オンラインもしくはエンパイヤーステートビル2階と86階のキオスクでも購入可能。

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