【編集部推薦映画】初恋の彼女と家族のために生き直す若者のファンタジー映画
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2019年09月30日公開

エリア:アジア  > タイ / ジャンル:サービス・商品情報 , 

1998年に森絵都さんが発表したジュブナイル小説「カラフル」をタイのバンコクを舞台に映画化した『ホームステイ ボクと僕の100日間』が10月5日(土)より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。

死んだはずのある魂が、自殺した高校生ミンの肉体に“ホームステイ”することから始まる映画の冒頭からスリリングだが、冥界から100日間だけ生きられるプレゼントを受け取り、ミンの自殺の原因を探っていくうちに、初恋の彼女への想い、親友との友情、家族への不信感な気持ちと愛情が巡る中、最後に自分がしでかした事に気づく若者の繊細な気持ちが表現されている。また、舞台はタイのバンコクと想像できるが、ミンと母親の数々のシーンでは、タイの親子関係が繊細に表現されていて、この映画のもうひとつの楽しみ方として興味深い。

主人公ミンを演じるのは、『バッド・ジーニアス』でカンニングビジネスを仕切る御曹司役だったティーラドン・スパパンピンヨー。ミンが憧れる特待生の先輩パイには、タイで大ブレイク中のBNK48のキャプテン、チャープラン・アーリークン。リー役を演じているサルダー・ギアットワラウットがよい味を出している。名作「小さな恋のメロディ」のジャック・ワイルドを彷彿させる。

《ものがたり》
「当選しました」…。その声で死んだはずの“ボク”の魂が、自殺した高校生ミンの肉体に“ホームステイ”することになった。ミンの自殺の原因を100日間で見つけ出さないと、“ボク”の魂は永遠に消えると告げられ、新生“ミン”としてもう一度人生をスタートさせる。初めて訪れた街で見知らぬ家族や同級生に囲まれ、違和感だらけの学校生活を送る“ミン”。誰にも気づかれないように謎解きを始めるうちに、秀才の美少女パイと出会い一瞬で恋に落ちる。ある日、1台のパソコンの存在を知り、自殺したミンを苦しめた残酷な現実と対峙していく・・・。

『ホームステイ ボクと僕の100日間』 原題 HOMESTAY 136分
公開日: 10月5日(土)より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開
監督・脚本: パークプム・ウォンプム
出 演: ティーラドン・スパパンピンヨー、チャープラン・アーリークン(BNK48)ほか
原 作: 森絵都「カラフル」(文春文庫刊)
配 給: ツイン
後 援: タイ王国大使館、タイ国政府観光庁
公式サイト: http://homestay-movie.com/

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