- 2025.01.21
ドイツ観光局によると、今年は、音楽の町ライプツィヒに生まれた名ピアニストであり作曲家のクララ・ヨゼフィーネ・シューマン(結婚前の名前はクララ・ヴィーク)の生誕200年を迎える。ロベルト・シューマンと結婚して4年間住んだインゼル通りの家は、博物館と演奏会ホールのある「シューマンハウス」として親しまれている。生誕200年のハイライトは「シューマン音楽週間」(9月12日〜29日)で、ゲヴァントハウスではネルソン指揮の記念大コンサート(9月12日・13日)と室内楽(9月10日)が行われる。
クララ・ヨゼフィーネ・シューマン(Clara Josephine Wieck-Schumann)は1819年9月13日生まれ。ピアノ教師フリードリヒ・ヴィークの次女として生まれた。19世紀に活躍した女性ピアニストであり、また作曲家ロベルト・シューマンの妻としても広く知られている。(没1896年5月20日、76歳)
クララ・ヨゼフィーネ・シューマンのプロデビューは1828年、9歳の時、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏会で、モーツァルト・ピアノ協奏曲のソリストを務めた。当時のライプツィヒ、ザクセン王国のみならず、現在のドイツ全域に天才少女としてその名を知られるようになり、以後、19世紀において最も高名なピアニストとなった。現代においても、ヨーロッパ共通通貨ユーロに統合される前、最後の100マルク紙幣にクララの肖像が使われていた。
ライプツィヒ(Leipzig)は、ザクセン州に属するドイツの都市。ザクセン州では州都ドレスデンと並ぶ最大の都市。旧東ドイツ地域ではベルリンに次いで2番目で。日本語ではライプチヒとも表記されるが、南部ドイツ語ではライプツィクと発音されることもある。バッハやメンデルスゾーン、ワーグナーら所縁のドイツを代表する音楽の街として、またベルリンの壁崩壊、東西両ドイツの統一の端緒となった住民運動の発祥地として知られる。(出典:ウィキペディア)