チェコの秘密の地下世界
期間:指定なし
[リスヴェル編集部]2019年01月 3日公開

エリア:ヨーロッパ  > チェコ / ジャンル:観光情報・観光局・現地便り , 

チェコ政府観光局によると、チェコ各都市の地下には隠された秘密があり、旧坑道、地下墓地、地下室、あるいは秘密の隠れ場などが独特の地下空間を形成し、神秘的な場所に溢れた迷路へと続いている。

ブルノで三種三様の地下体験
チェコ第2の都市ブルノには、最近修復され一般公開された変わった地下道が3ヵ所ある。先ずドミニコ広場の造幣局長邸の地下室。長い地下空間の一部分にあり現在は中世の鋳造技術が展示されている。

町の中心部にある青果市場の地下迷路(ゼルニー・トゥルフ地下迷路)では伝統衣装をまとった経験豊富なガイドが案内してくれる。ミステリアスな中世のセラーや通路のほか、かつて使用されていたさらし台も。最後の地下道は聖ヤコブ教会下の納骨堂。この納骨堂はヨーロッパで2番目に大きいものとされ、埋葬されている骨は5万人以上。

ズノイモでアドベンチャー
ズノイモの地下道はチェコ国内最大の地下構造で全長約27 km。一般向けの見学コースのほか、アドベンチャー・ファン向けに難度の異なる3つのアドレナリン・コースがある。ヘルメットのライトだけを頼りに暗闇の中の狭い通路を抜けて未知の世界へと進む。

ヴァルチツェ城の地下世界
ロマンチックな世界遺産ヴァルチツェには、城の地下に長さ900m、フランシスコ会修道院が創設された1289年に存在していた中世のワインセラーがある。地下道や化石の展示を見学し、専門家が厳選した100種類以上のチェコワインの試飲を楽しめる。

スラヴォニツェの地下迷路
南ボヘミア地方の隠れた至宝スラヴォニツェにある地下道の通路は非常に狭く、幅50cmの坑道を抜けていかなければならない場所もある。2つのガイド付き見学コースがあり、レインコート、長靴、懐中電灯が提供される。

ターボルの怪人
ターボルの中世の地下道は地下3階層あり、深さは最高16m。ターボルの地下では、中世の錬金術師、幽霊、処刑執行人、ミイラなど怪人の世界が広がる。

ムニェルニークにはチェコ最大の井戸
プラハの北に位置する歴史の町ムニェルニーク。プラハ市民にとっては美味しいワインとうっとりするような景色で有名だが、この町の地下にはチェコ最大の井戸が隠されている。その直径は4.5mを超え、深さは54m。この井戸に通じる中世の地下道見学コースは死刑制度に関する展示で知られている。壁をよく注意して観察すると、貝の化石、三葉虫といった氷河時代の遺跡が残っているのも特徴的。

チェコ政府観光局
https://www.czechtourism.com/jp/home/

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