- 2019.11.05
このたび、旅行ガイドブック「ロンリープラネット」が実施した『ベスト・イン・トラベル2019(2019年に旅してみたい観光地)』の「地域部門」にペルー北部が第3位にランクインしました。これは「2019年に行ってみたい世界の観光地」をガイドブックの著者や読者、そして旅行者コミュニティに募り、国、都市、地域、バリューなどのカテゴリーごとに投票したもので、「ペルー北部は南アメリカ大陸の古代文化や世界の絶景など最上級の観光資材がつまった宝庫です。この地域を旅すれば南米の旅は忘れられないものになるでしょう」と講評されました。
ペルー北部は、アマゾン・クルーズの出発地点となる熱帯雨林のイキトスや、南アメリカ大陸でも最古といわれる遺跡などが発掘されている多数の遺跡群があります。トルヒーヨにはモチェ王国の遺跡「太陽のワカ・月のワカ」や、チムー王国の都市跡「チャンチャン遺跡」があり、現在最も旅行者の興味を集めているのが、チャチャポヤスの「クエラップの城塞都市跡」です。2017年にケーブルカーが設置されたことにより、遺跡までの所要時間は約20分と大幅に短縮され、約4キロの行程は空中散歩が楽しめるほか、標高3000メートルの山々の絶景もご覧いただけます。そのほか、ここ数年、ペルー北部へのアクセスは向上しており、リマからの北部各地へのフライトの増便も選ばれた理由の一つにあげられています。
これまで、日本からの観光客はマチュピチュ、クスコ、プーノなどペルー南部に集中しがちでしたが、最近は、インカ帝国前の「プレ・インカ」時代の文明や古代遺跡群を多数有する北部地域への観光も世界から注目を集め、新たなペルーの魅力が発掘されています。