ラファエル・ラルコ・エレーラ博物館が世界のトップ博物館に選ばれる ~トリップアドバイザー主催『世界のトップ博物館25』で20位にランクイン~
期間:指定なし
[ペルー政府観光庁]2018年10月30日公開

エリア:南米  > ペルー / ジャンル:名所旧跡・観光施設 , 観光情報・観光局・現地便り , アート・カルチャー・歴史・ミュージック

 このたび、旅に特化した世界最大の口コミサイト「トリップアドバイザー」が募った『世界のトップ博物館25』で、ペルー・リマにあるラファエル・ラルコ・エレーラ博物館がランクインました。同サイトが「旅行者が選ぶ賞」を開始した2002年以来、ペルーの観光施設としては初めてこのランキングに入りました。

 ラファエル・ラルコ・エレーラ博物館は、資産家故ラファエル・ラルコ氏個人が収集した土器をメインに展示されている博物館です。黄金のマスクやジュエリーなど古代文明を象徴する土器が数多く展示され、ペルー古代文明の豊かさを表しています。ラルコ氏は特に、インカ時代からさかのぼること約1000年前のモチェ文化に傾倒し、展示品以外の収蔵品が所蔵されている倉庫には4万5000点以上もの土器が保管されています。モチェ以外にもチムー、ナスカ各時代の土器も所蔵されており、各時代によって展示室が分かれているので、一周まわれば時代の流れや土器の種類がわかるようになっています。また日本語の説明もついているので、日本人旅行者にも大変わかりやすくなっています。館内には、庭園、カフェも併設されており、訪問者に人気のスポットとなっています。

 そのほか、リマ市内には、天野プレコロンビアン織物博物館があります。リマ名誉市民にも選ばれた日本人実業家であった故天野芳太郎氏が1964年に創設した博物館で、歴史あるアンデスの織物が主に展示されています。約4500年前の素朴な編み物から、チャビン、ワリ、チムー、インカと時代ごとに変化を遂げていく織物の歴史が詰まっており、保存状態の良い展示品の数々は見応えがあります。日本語解説も設置されています。

 アンデス文明は、ペルー山岳地帯や海岸地帯におよぶ広範囲で発展してきており、長い歴史のなかでインカ帝国そしてインカ帝国前のプレ・インカとさまざまな文明や王国が各地で展開されてきました。ペルーにご旅行の際には、これらの博物館を訪れ、ペルーの奥深い歴史の一端を知れば、ご旅行がさらに有意義なものになるでしょう。

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