- 2025.05.02
「英国人は紅茶」という印象が強いが、英国政府観光庁によると、英国内の至る所でコーヒー文化も発展し続けているようだ。受賞歴のある焙煎業者やワールド・バリスタ・チャンピオン、自家製ロースト、完璧な抽出にこだわって醸し出された風味、エアロプレスや水出し法を使った「サードウェイブ・コーヒー」の味わいなど、チェーン店だけでないコーヒー文化がイギリスにも確かに存在する。
ブライトン「スモール・バッチ・コーヒー・ロースターズ」
20か国以上の農家から仕入れたアラビカ種の豆を自家製ローストしている家族経営の店。地元コーヒー好きの間でも人気の高い。英国内で8店舗を展開。
バース「コロナ&スモールズ」
英国バリスタ・チャンピオンシップで3度優勝に輝いたバリスタが共同経営者。英国各地の専門店でローストしてメニューは週替わり。
ロンドン「プルフロック」
ワールド・バリスタ・チャンピオンのグィリアム・デイヴィスと英国バリスタ・チャンピオンシップの審査員長ジェレミー・チャレンダーが経営するカフェ。タイムズアウト誌「ロンドンのベスト・コーヒー」特集でも高い評価。
バーミンガム「クォーター・ホース・コーヒー」
個人の焙煎業者が経営するカフェ。店内の焙煎所で豆をローストする様子を見学できる。
マンチェスター「ポット・ケトル・ブラック」
ビクトリア時代に建てられたバートン・アーケードのスペースにあるカフェ。地元ラグビーリーグのスターふたりが始めた店。
シェフィールド「スチーム・ヤード」
インテリアがコンクリートと木と皮でまとめた洗練されたカフェ。「スティーブ・マックイーン」と呼ばれるスペシャルティーコーヒーとドーナツのセットが人気。
ニューカッスル「フラット・キャップス・コーヒー」
地下にあるボヘミアンな雰囲気のカフェでは、フィルター、エアロプレス、懐かしいサイフォン式と3種類の抽出法でコーヒーが楽しめる。
カーディフ「クォンタム・コーヒー・ロースターズ」
店内はまるでユニークな実験室。円すい形のV-60やケメックスのプアオーバー、イブリック、水出しタワーなどを使った自家焙煎ブレンドコーヒーを提供。
ベルファスト「エスタブリッシュト」
進化し続けるコーヒー界のパイオニア的な存在のひとつ。カテドラル・クォーターにある店内はオシャレでミニマリストな内装。