インカ帝国時代の祭祀 インティライミ(太陽の祭り)が6月24日にクスコで開催
期間:指定なし
[ペルー政府観光庁]2017年06月13日公開

エリア:南米  > ペルー  > クスコ / ジャンル:イベント・フェスティバル , 観光情報・観光局・現地便り , アート・カルチャー・歴史・ミュージック

 インカ帝国時代に最も重要なアンデスの祭祀であった太陽の神を讃えるインティライミ(太陽の祭り)が、今年も6月24日にクスコで開催されます。毎年同日、南半球の冬至に行われるこの祭りは、南米3大祭りの一つに数えられ、約200の公式儀礼行事、800人以上の演者、12万人もの観衆が国内外から集うことで知られています。

 ケチュア語でインティは「太陽」、ライミは「祭り」を意味し、母なる自然の恵みに対して感謝の意を表する行事で、インカ帝国で最も信仰されていた神“インティ”を祀り、豊穣を祈願するインカの起源を表す祭りとされています。インカ帝国時代には、年に一回王が民衆の前に姿を現す唯一の機会で、各地方より数多くの民衆が当時の首都クスコに駆けつけたと伝えられています。クスコとはケチュア語で「へそ」を意味し、クスコがかつてインカ帝国の首都、文化の中心であったことが分かります。
 
 インティライミの聖なる儀式は、6月24日午前9時、第一部がコリカンチャ(サント・ドミンゴ教会)で始まり、第二部は11時からクスコのアルマス広場、そして第三部は13時30分からサクサイワマン遺跡に移動して開催されます。人々は色とりどりの衣装をまとって大衆舞踊を踊ります。祭典期間中は、インカ帝国の継承者であるクスコの人々によってさまざまな催し物が執り行われ、インティライミに先んじて、市内では郷土舞踊やコンサート、講演会、クスコ郷土料理の試食会、民族衣装のファッション・ショーなどが開催されます。

 クスコはリマから飛行機で約1時間の標高約3400メートルに位置する都市で、クスコより低い2400メートルの雲霧林地帯にあるペルー観光のメッカ、マチュピチュ観光への玄関口となります。旅行会社からは、日本発着のインティライミ鑑賞ツアーも毎年販売されています。

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