口の中でとろける至福のボンボン・ショコラ
期間:2015年1月13日から
[リスヴェル編集部]2015年01月 6日公開

エリア:ヨーロッパ  > フランス  > リヨン / ジャンル:グルメ・スイーツ , 

カカオと素材を活かした伝統的なフランスチョコレートの味を日本人向けにアレンジした「ボンボン・ショコラ」が1月13日より発売される。パティシエのニコラシャールは美食の都リヨン出身で日本在住14年の日本通。

ボンボン・ショコラは種類も豊富。フランス伝統のキャラメルサレやニコラシャールの生まれ故郷リヨンの名産ココンなど、定番のボンボン・ショコラはもちろん、日本の素材を使ったボンボン・ショコラも楽しめる。

「ニコラシャール表参道本店」
東京都渋谷区神宮前4-26-5 神宮前426ビル 2F
http://www.nicolasusagi.com


そもそもボンボン・ショコラ(Bon Bon Chocolat)は、中身がクヴェルチュールと呼ばれる薄いチョコレートでコーティングされ、センターと呼ばれる中身に詰め物をした一口サイズのチョコレート。呼び方は国や地域によって様々で、フランスでは“ボンボン・ショコラ”、ベルギーでは“プラリーヌ”、スイスでは“プラリーネン”、イタリアでは“ジェム”などと呼ばれる。

その大きさや形状は様々で中身の具材も多岐にわたる。製法としては中身を基準に外郭をコーティングするフランス方式と、チョコレートの器に中身を注入するベルギー方式がある。中に何が入っているかわからないため、販売時に絵や写真で説明文が付与されるのが一般的。

ボンボン・ショコラの起源は100年以上前の1912年にさかのぼる。ベルギーの老舗チョコレート店「ノイハウス(Neuhaus)」の3代目店主ジャン・ノイハウスは、ナッツ類を飴にからませ、ペースト状にしたものをチョコレートに内に包み込んだ「プラリーヌ」を誕生させた。ベルギーチョコレートの原点とも言えるこの手法の発明は、既存のチョコレート製法に大きな影響を与え、同時に考案されたチョコレート専用の「バロタン」という箱の発案と共に世界中へ広まった。しかしフランスではこの命名以前にプラリーヌという名称の別の菓子が存在したためボンボン・ショコラという名で現在に至る。

100年以上前と言うと、小説家の永井荷風がフランスに滞在していた。リヨンに8ヶ月、パリに2ヶ月、つごう10ヶ月の滞在を基にして書かれたのが、後に永井の代表作のひとつとなる『ふらんす物語』である。

リヨンは、ローヌ川とソーヌ川の美しい2つの川が流れ、ローマ時代からルネッサンスの建物が現存する世界遺産の旧市街があり、繊維・機械・印刷などの工業が発達したフランス第2の都市。また「美食の都」や「絹の街」と呼ばれ、フルヴィエールの丘から眺める街並みはその美しさを誇っている。

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