「クルーズ隆盛時代」と位置づけられた2013年、日本市場に外資大手クルーズ会社の参入が相次ぎ、日本人のクルーズ旅行利用者数は国土交通省が調査を始めてから過去最高となる23.8万人に及んだ。大きな要因は何と言ってもクルーズ旅行の価格帯が幅広くなったこと、タキシードやイブニングドレスのような高級感漂う船内のイメージだけでなく、カジュアルなクルーズ旅行が認知されたこと、また短期間のクルーズ旅行による多様化が挙げられる。実際に、外国船社が行う短期（3～7泊程度）の外航クルーズの利用者が増えたことから、平均泊数が9.3泊から7.4泊と短くなった。

その火付け役であるプリンセス・クルーズが来年2015年に創立50周年を迎えるにあたり、船上でさまざまな50周年記念企画を実施する。プリンセス・クルーズの創立50周年記念イベントは、2014年11月5日に米国フォートローダデイルで行われ、米国の人気ドラマ「ラブ・ボート」のオリジナル・キャスト・メンバーが名付け親として出席する「リーガル・プリンセス」の命名式典で幕を開ける。その後11月の「リーガル・プリンセス」を皮切りに、2015年初頭までにプリンセス・クルーズの全客船に導入される。

「ラブ・ボート・ディスコ・パーティ」
ラブ・ボートの撮影舞台となったプリンセス・クルーズ。その歴史において重要な役割を果たしてきた貢献に敬意を表し、同ドラマの放映が始まった70年代をテーマにしたラブ・ボート・ディスコ・パーティを開催

「お祝いメニュー」
「鴨のテリーヌ、アプリコット・ジャム添え」や「ターボット・フィレ、トリュフ・アサツキ・ソース添え」など、過去50年の間に提供してきた記念料理を各クルーズ旅程中1晩、メイン・ダイニングで特別メニューとして提供

「チョコレート・ジャーニー」
新プログラム「チョコレート・ジャーニー」体験の一環として、マスター・ショコラティエとして世界的に高い評価を受けているノーマン・ラブ氏がプロデュースしたチョコレートの50周年記念デザートを提供

その他、50周年にちなんだカクテルを提供する「50周年に乾杯」、50周年を記念した歌や踊りを楽しむ「レット・アス・エンターテイン・ユー」、「50周年記念デコレーションとゲストへのプレゼント」、「50周年記念品」が提供される。

50周年記念関連情報（英語）
http://www.princess.com/50th-anniversary/